ベック・ボガート & アピス (アルバム)
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ベック・ボガート & アピス | ||
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ベック・ボガート & アピス の アルバム | ||
リリース | 1973年2月 | |
録音 | 1972年11月 | |
ジャンル | ハードロック | |
時間 | 36分57秒 | |
レーベル | エピックレコード | |
プロデュース | ドン・ニックス | |
レビュー | ||
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ベック・ボガート & アピス 年表 | ||
ベック・ボガート & アピス (1973年) |
ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン (1973年) |
ベック・ボガート & アピス (Beck, Bogert & Appice)は、ベック・ボガート & アピスのデビュー・アルバムにして唯一の公式オリジナル・アルバム。
[編集] 解説
ジェフ・ベックとしてはアルバム『ジェフ・ベック・グループ』、ティム・ボガートとカーマイン・アピスとしてはアルバム『OT'N Sweaty』に続くアルバム。彼ら3人によるこの新バンドはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスやクリームの流れを継ぐスーパー・トリオとなり、このアルバムも名盤の定評がある。しかしこの頃はハード・ロック、グラム・ロック、プログレッシブ・ロックなどロックが多様化している時代であり、今作で聴かれるサウンドは既に時代遅れのものになりつつあった。また、モンスター級の音を出すカーマイン・アピス+ティム・ボガートのリズム体と孤高のギタリストジェフ・ベックの対決のような構図も、あまり一般リスナーの耳に馴染みやすいものではなかった。しかしスティーヴィー・ワンダー提供の「迷信」やカーティス・メイフィールドのカバー「アイム・ソー・プラウド」などポップな楽曲にも支えられて売り上げは悪くなく、凄まじいステージ・パフォーマンスもあってツアーも好調なものとなった。
[編集] 収録曲
- 黒猫の叫び - Black Cat Moan (Nix)
- レディー - Lady (Appice, Beck, Bogert, Bogert, French, Hitchings)
- オー・トゥー・ラヴ・ユー - Oh To Love You (Appice, Beck, Bogert, Bogert)
- 迷信 - Superstition (Wonder)
- スウィート・スウィート・サレンダー - Sweet Sweet Surrender (Nix)
- ホワイ・シュッド・アイ・ケアー - Why Should I Care (Kennedy)
- 君に首ったけ - Lose Myself With You (Appice, Beck, Bogert, Bogert, French)
- リヴィン・アローン - Livin' Alone (Appice, Beck, Bogert, Bogert)
- アイム・ソー・プラウド - I'm So Proud (Mayfield)