プジョー・1007
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プジョー・1007はフランスの自動車メーカープジョーが2004年から製造しているスーパーミニ(小型車)である。日本では2006年2月に発売された。なお全幅は本国仕様では1686mmであるが、日本では測定方法の違いにより1700mmをわずかに超えたため、3ナンバー登録となる。
1007はプジョー・207、シトロエン・C3をベースにしており、プジョーにとって車名にゼロを二つ並べた初めての車種である。日本語では「イチマルマルナナ」、英語圏では「ten-oh-seven」、フランスでは「mille-sept」と呼ばれる。1007の特徴である独特な電動スライドドアは、通常のドアよりも狭い場所や坂になった場所では乗り降りし易い。また、特徴のひとつとしてユーザーが交換可能な内装、カメレオキット(31500円)がある。もう一つの革新的なシステムは「2-tronic」というセミオートマチックトランスミッションである。これは206と共通の1.4L、1.6Lガソリンエンジン、1.4Lディーゼルエンジンに組み合わせられる。日本の法規上ではオートマチック限定免許でも運転できる。クリープ現象はないため、坂道発進の時は注意は必要である。
サイズの割に1007は高価であり、フランスでの車両本体価格は約14000ユーロである(日本での消費税込み車両本体価格は199万円~249万円)。
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[編集] エンジン
[編集] ガソリンエンジン
- 1.4L(1360cc):TU3、直列4気筒、75馬力/55kW、118Nm
- 1.6L(1587cc):TU5 16V、直4、110馬力/81kW、147Nm
- 1.4L(1398cc):HDi、ディーゼル直4、70馬力/51kW、160Nm
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