フォード・エクスプローラー
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フォード・エクスプローラーはフォード・モーターが米国で生産しているSUV。 本国アメリカではSUV売り上げ14年間連続No.1セールス記録を誇る。
[編集] 初代(1990年~2000年)
フォード・ブロンコⅡの後継車として登場。4リッターV6エンジンを搭載した強靭なラダーフレームを持つ本格的SUVであり、4WDシステムはコントロールトラックAWDと呼ばれる電子制御パートタイム方式を採用。1995年に大幅なフェイスリフトを受けている。それまでの角張ったフロントマスクは当時フォードが推し進めていたオーバルデザインコンセプトに基づき、空力的にもデザイン的にも垢抜けたものとなった。また同時にSUVでは世界初となる5速ATも採用されている。
日本へは1991年より輸入開始された。1996年モデルより日本仕様は右ハンドル化された。これはプローブに続く北米フォード車としては2台目の右ハンドルモデルである。また一時期、3ドアショートモデルがエクスプローラー・エクスペディションという名称で日本へ輸入されていたが売れ行きが芳しくなかったため発売期間は短い。エクスペディションという名称が付いているが上級車種のエクスペディションとは関係ない。3ドアショートは左ハンドル仕様のみであった。
[編集] リコール問題
2000年、標準装着されていたファイアストン製タイヤのリコール、訴訟問題が発生。米国高速道路交通安全局がフォード及びファイアストンに対し、タイヤの破裂によるエクスプローラーの事故発生率が高いことを指摘した。調査の結果、フォードはタイヤのリコール・無料交換プログラムの実施、ファイアストンは問題となったタイヤの自主回収を実施し大問題となった。その後、責任の所在について両社は泥仕合を展開することになる。
しかし2005年10月に、ファイアストンが実施したタイヤ自主回収、及びフォードが行ったタイヤ交換プログラムに関連する費用精算を含む事項などで、ファイアストンとフォードの間で和解が成立した。これによりファイアストンはフォードに対し2億4,000万ドルを支払うことになった。
[編集] 2代目(2000年~)
キープコンセプトで登場した2代目は4輪独立懸架サスペンションの採用、4.6リッターV8SOHCエンジン搭載モデルの登場など、大きく商品力アップがなされた。4WDシステムは先代と同じくコントロールトラックAWDを採用。また4輪独立サス及び1000項目以上にも及ぶNVH対策が施されたシャシーはSUVとしてはトップクラスの静粛性や走行性能を誇る。
日本へは2001年より4.6リッターV8SOHCエンジン搭載のエディー・バウアーと4リッターV6エンジン搭載のXLTが輸入開始。当初より右ハンドルモデルであるが、2005年2月に特別仕様車として200台限定で左ハンドルモデルが販売されている。
2005年秋に2006年モデルとしてマイナーチェンジが行われ、大幅なフェイスリフトが実施された。メッキを多用した外観やエディー・バウアーには6速ATが採用されるなど、さらに商品力のアップに磨きをかけている。また、同時にオーストラリアへの輸出が中止され、右ハンドル仕様の生産も終了した。そのため現在は日本仕様も左ハンドルのみとなっている。
最近では韓国ドラマの「冬のソナタ」でペ・ヨンジュン扮するイ・ミニョンの愛車として使われたことで話題となった。そのため、ドラマと同じ「白い」エクスプローラーが急に売れたという。
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