フォレスト・シャーマン級駆逐艦
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フォレスト・シャーマン級駆逐艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 駆逐艦 |
艦名 | 海軍功労者。一番艦はフォレスト・シャーマン提督に因む。 |
前級 | ミッチャー級駆逐艦 |
次級 | ファラガット級駆逐艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 軽荷排水量:2,800t 満載:4,050t |
全長 | 127.5m |
全幅 | 13.8m |
吃水 | 6.7m |
機関 | 蒸気タービン 70,000hp 2軸推進 |
最大速力 | 32.5ノット |
航続距離 | 4,500海里(20ノット時) |
乗員 | 士官17名、兵員275名 |
武装 | 54口径127mm単装砲 3門 12.7mm単装機銃 6基 爆雷投下軌条 1条 *後日撤去 50口径76mm装砲 2基4門 ヘッジホッグ 2基 533mm魚雷発射管 4門 *後日追加 324mm3連装魚雷発射管 2基6門 |
DDG改装 | 54口径127mm単装砲 2門 324mm3連装魚雷発射管 2基6門 SM-1MR Mk13 ランチャー |
フォレスト・シャーマン級駆逐艦(Forrest Sherman classdestroyers)は、アメリカ海軍の駆逐艦の艦級。第二次世界大戦後アメリカ海軍が初めて量産建造した駆逐艦。ネームシップの起工は1953年。
なお、アメリカ海軍では次に建造されたチャールズ・F・アダムズ級駆逐艦からミサイルを主武装とする駆逐艦となったため、砲を主武装とした最後の駆逐艦である。
1960年代に入ると本級にも対空ミサイルを搭載しDDGに改装する計画が浮上し実際に4隻がターターを搭載したが、チャールズ・F・アダムズ級に比べ対応能力が2/3に限定され、費用対効果が劣ると判断され以降の艦のDDG化は見送られた。その後、DDG化を施されなかった艦は対潜能力を高める改装が行われ、対潜ミサイル運用能力を付与された。この改装はDDG化されなかった本級全艦に行われる予定であったが予算削減の煽りを受け、改装が行われたのは8隻に終わった。本級は、スプルーアンス級が就役し始めると退役し始め、DDG改装艦は1985年までに全艦が退役し、対潜能力向上艦も冷戦の終結に伴い1990年までに全艦が退役した。
[編集] 同型艦
- フォレスト・シャーマン (USS Forrest Sherman, DD-931)
- ジョン・ポール・ジョーンズ (USS John Paul Jones, DD-932)
- バリー (USS Barry, DD-933)
- ディケイター (USS Decatur, DD-936)
- デイヴィス (USS Davis, DD-937)
- ジョナス・イングラム (USS Jonas Ingram, DD-938)
- マンレイ (USS Manley, DD-940)
- デュポン (USS Du Pont, DD-941)
- ビグロー (USS Bigelow, DD-942)
- ブランディ (USS Blandy, DD-943)
- ムリニクス (USS Mullinnix, DD-944)
- エドソン (USS Edson, DD-946)
- サマーズ (USS Somers, DD-947)
- モートン (USS Morton, DD-948)
- パーソンズ (USS Parsons, DD-949)
- リチャード・S・エドワーズ (USS Richard S. Edwards, DD-950)
- ターナー・ジョイ (USS Turner Joy, DD-951)