Wikipedia:フィクションを明確に区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキペディアの考慮すべきルールの一つ。
小説や映画、漫画、アニメといったフィクションの情報を追加するときには、いつもにもまして注意が必要です。もともと、それらの情報は現実ではないのですから、それらを明確に区別出来るように、そして百科辞典的な書き方を保つようにしてください。事実と、架空の出来事とは、しっかりと分けてください。通常の記事と同様、コンテクストを確立し、そのテーマについてよく知らない読者が、リンクをたどらなくても、その記事を読むだけで正確に意味が分かるよう心がけてください。
たとえば、次のような書き方は避けてください。
これでは、よく知らない人が読んだら、「セカンドインパクト」という出来事が過去に実際に発生したかのように思ってしまいます。こういうときには、次のように書いてください。
- 「セカンドインパクトは、日本で1995年に発表されたアニメ、新世紀エヴァンゲリオンの中に登場する架空の出来事で、作中では2000年9月13日に発生し、世界人類の半分を死に至らしめた未曾有の災害であるとされている」
そんなに長く書けない? ごく一部のための情報でそんなに場所を割くことはない? そういったときには、より大きな項目に内容を統合し、その記事はリダイレクトにして下さい。
架空の物事に関する記事は、そのことの単なる報告であってはいけません。その物事がその作品の理解にどのように重要であるのかという観点から説明されなくてはなりません。記事を読んだ人が、読後に、「なぜこの人/場所/出来事がその作品に登場するのか」を理解できたような気分になる、そんな記事を書くことが求められています。
情報源が確認できなかったり、同人誌などの二次的著作物やオンラインロールプレイングゲームのように、ごく一部の人しか確認できないことに基づいた情報は、推奨されていません。もしどうしても架空の物事について、そういった情報を付け加える必要性があるときには、情報源をしっかりと示すよう、特に注意して心掛ける必要があります。
すでに大きな項目があるものに関して、フィクションの登場人物、場所、物事などについての小さい項目を不必要に作ることはしないで下さい。それらは大きな項目に統合されるべきです。たとえば、あるフィクションについて書かなければならない時には、大量のリンクを使って誰も修正できないような登場人物のリストを作るよりも、そのフィクション世界が持つ価値について大きな項目を作成した方がよいでしょう。どんな些末な物事について書くときでも、百科事典的な項目を書くよう心がけて下さい。
確認できないフィクションや間違いが混ざっている時には、その記事のノートやWikipedia:井戸端などで意見を出して検証するのが良いでしょう。フィクションは明確に区別してください。
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