ピート・ローズ

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ピート・ローズ（Peter Edward "Pete" Rose Sr.、1941年 4月14日 - ）はアメリカの元野球選手。オハイオ州シンシナティ出身。メジャーリーグでの現役期間は1963年から1986年までプレイ。メジャーリーグ史上最多試合出場と最多安打の記録を持つ。右投両打。複数のポジションを経験し、二塁→右翼→左翼→三塁→一塁を守った。ニックネームは「チャーリー・ハッスル」。

野球選手としてのキャリアにおいて、史上最多の通算4256安打と出場3562試合の世界記録を持つ｡しかし、1989年に野球賭博に関わったため、当時のバート・ジアマッティコミッショナーにより永久追放処分を受け、今も球界には関われないままである。しかし、この事件は何らかの形で本人が事件に巻き込まれてしまったという説のほうが有力で、彼の球界復帰を望む声は後を絶たない。

彼の現役・監督を通じてつけていた背番号は「14」で、一番長く在籍したシンシナティ・レッズでも永久追放処分を受けたため永久欠番に指定されていないが、実際のところはローズ以外にこの背番号をつけたのは子息のピート・ジュニア以外になく、事実上永久欠番ともいえる。

[編集] 日本における知名度

1981年、東洋水産のカップ麺（激めん）のテレビ CMに出演。メジャーリーグの露出が少なかった当時の日本で、一躍有名人となった。

[編集] プロレスとローズ

1972年から1976年までのシンシナティ・レッズのニックネームはビッグ・レッド・マシーン（Big Red Machine）であったが、アメリカのプロレス団体WWF（現WWE）所属のプロレスラー、ケインも同名のニックネームを持ち、結果当時のレッズの主要メンバーの一人であったピート・ローズとケインの間に遺恨のストーリーラインが書かれた。そしてWWFの興行、レッスルマニアでローズがケインの試合に乱入してはツームストーン・パイルドライバーを受ける光景は一時期名物化した。後にこのケインとのムーブによって、ローズは2004年にWWE殿堂入りすることとなった。その際に、ケインが盾を授与するプレゼンターを務めた。なおこの殿堂入りは、アメリカ野球殿堂入りが困難な状況にあるローズに対し、代わりにプロレスの殿堂入りをさせるというビンス・マクマホンの計らいであるとされる。

[編集] 獲得タイトル・記録

MVP1回（1973年）
新人王（1963年）
ゴールドグラブ賞2回（1969年、1970年）
シルバースラッガー賞1回（1981年）
首位打者3回（1968年、1969年、1973年）
最高出塁率2回（1968年、1979年）
最多安打7回（1965年、1968年、1970年、1972年、1973年、1976年、1981年）
最多得点4回（1969年、1974年、1975年、1976年）

[編集] 年度別打撃成績

年度	チーム	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	四球	三振	打率	出塁率	長打率
1963	CIN	157	623	101	170	25	9	6	41	13	55	72	.273	.334	.371
1964	CIN	136	516	64	139	13	2	4	34	4	36	51	.269	.319	.326
1965	CIN	162	670	117	209	35	11	11	81	8	69	76	.312	.382	.446
1966	CIN	156	654	97	205	38	5	16	70	4	37	61	.313	.351	.460
1967	CIN	148	585	86	176	32	8	12	76	11	56	66	.301	.364	.444
1968	CIN	149	626	94	210	42	6	10	49	3	56	76	.335	.391	.470
1969	CIN	156	627	120	218	33	11	16	82	7	88	65	.348	.428	.512
1970	CIN	159	649	120	205	37	9	15	52	12	73	64	.314	.385	.470
1971	CIN	160	632	86	192	27	4	13	44	13	68	50	.304	.373	.421
1972	CIN	154	645	107	198	31	11	6	57	10	73	46	.307	.382	.417
1973	CIN	160	680	115	230	36	8	5	64	10	65	42	.338	.401	.437
1974	CIN	163	652	110	185	45	7	3	51	2	106	54	.284	.385	.388
1975	CIN	162	662	112	210	47	4	7	74	0	89	50	.317	.406	.432
1976	CIN	162	665	130	215	42	6	10	63	9	86	54	.323	.404	.450
1977	CIN	162	655	95	204	38	7	9	64	16	66	42	.311	.377	.432
1978	CIN	159	655	103	198	51	3	7	52	13	62	30	.302	.362	.421
1979	PHI	163	628	90	208	40	5	4	59	20	95	32	.331	.418	.430
1980	PHI	162	655	95	185	42	1	1	64	12	66	33	.282	.352	.354
1981	PHI	107	431	73	140	18	5	0	33	4	46	26	.325	.391	.390
1982	PHI	162	634	80	172	25	4	3	54	8	66	32	.271	.345	.338
1983	PHI	151	493	52	121	14	3	0	45	7	52	28	.245	.316	.286
1984	☆	121	374	43	107	15	2	0	34	1	40	27	.286	.359	.337
1985	CIN	119	405	60	107	12	2	2	46	8	86	35	.264	.395	.319
1986	CIN	72	237	15	52	8	2	0	25	3	30	31	.219	.316	.270
Total	'	3562	14053	2165	4256	746	135	160	1314	198	1566	1143	.303	.375	.409