パット・ミレティッチ
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パット・ミレティッチはアメリカの総合格闘家。
1995年10月、アメリカ士道館主催のバトル・オブ・マーシャルアーツで総合格闘技デビュー。優勝を飾り、以後、当時トーナメントが主流だったアメリカのローカルシーンでは優勝を総舐めにする。以後、エクストリーム・チャレンジなどで活躍。圧倒的な勝率を引っさげて1998年3月のUFC16で行われたライト級(のちミドル級に改定)にエントリー、優勝を飾り、初代ライト級王者となる。
UFC王者時代も並行してローカル大会に出場。修斗の中尾受太郎や当時シュートボクセ所属だったジョセ・ペレ・ランジにも敗退するなど取りこぼしが目立ったが、UFCのタイトル戦では圧倒的な強さを見せてマイキー・バーネットやアンドレ・ペネデイラスなど当時の一線級の選手を退けて防衛を重ねている。2000年12月のUFC-Jでは日本の山本喧一を一蹴するが、続く2001年5月のUFC31でカーロス・ニュートンに敗れて王座から転落する。
2002年3月にUFCでマット・リンドランドに敗れてリタイアするが、2006年に入ってIFLにて復帰。ヘンゾ・グレイシーにギロチンチョークで敗れた。
優秀な指導者としても知られ、現役時代より自ら主宰するミレティッチ・マーシャルアーツではマット・ヒューズを筆頭にジェンズ・パルヴァー、ジェレミー・ホーンなど数多くの一流選手を育成した。