バレーボール世界選手権
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バレーボール世界選手権(バレーボールせかいせんしゅけん、Volleyball World Championship)は、国際バレーボール連盟が主催するバレーボールの世界大会である。国際バレーボール連盟が初めて作ったバレーボールの世界大会であり最も伝統のある大会である。 通称「世界バレー」または「世バレ」。
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[編集] 概要
1949年に第1回男子大会がチェコスロバキアのプラハで開催された。試合会場は屋外テニスコートを再利用したものであった。参加国は全部で10カ国でヨーロッパに限定されていたため事実上の『ヨーロッパ選手権』であった。日本が世界選手権に初参加したのは1960年であり、このときの結果は男子が8位、女子が2位であった。1962年の女子大会では日本がソ連を破り優勝した。ここからしばらくの間、日本とソビエトの2強時代が続いた。日本は1962年から1974年までの4つの世界選手権のうち3回金メダルを獲得した。1964年にバレーボールがオリンピックの正式種目になってからは4年に1度オリンピックの中間年に開催されるようになった。世界一を決める唯一の大会ではなくなり、次期オリンピックへの重要な前哨戦という位置づけとなった。1967年の女子大会は1月に日本で開催されたが、北朝鮮が正式国名が呼ばれず国旗掲揚、国歌演奏が行われなかったことを不服として参加を拒否し、これにソ連が同調し参加を取りやめたため、参加国はわずか日本、アメリカ、韓国、ペルーの4カ国しかなかった。日本が優勝したものの史上もっとも盛り上がらない大会となり、世界選手権の伝統と権威が揺らぐものとなった。1970年には、アフリカ大陸からも出場し、5大陸すべてから出場するという当初の目標を達成し本当の意味で『世界選手権』となった。1998年には日本で男女の大会が開催された。男女共同開催は1974年のメキシコ大会以来のことである。2002年の女子大会は優勝候補と言われていた中国が準決勝でイタリアに敗れるという波乱があった。イタリアは決勝でアメリカに勝って初優勝した。
2006年は男女とも日本で開催されたが、2005年11月には2010年の女子大会も日本で行われることが決定した。女子大会が2大会連続で同一国で開催されるのは史上初である。2005年12月には2010年の男子大会がイタリアで行われることが決定した。2006バレーボール世界選手権の組み合わせ抽選会が2005年11月、東京都内で開かれ、開催国の日本は男女とも1次リーグA組にシードされた。
[編集] 競技方式
[編集] 出場枠
出場国の数は何度も変更が行われているが、現在世界選手権に出場できるのは全部で24カ国であり、オリンピック(12カ国)、ワールドカップ(12カ国)を規模で上回る。開催国と前回大会優勝国が出場できるほか、各大陸における予選を勝ち抜いた上位チームが出場することができる。出場できるチームの数の各大陸の内訳はFIVBランキングを元に決定される。
[編集] 試合方式
男女各24チームが1次リーグで4組に分かれ、各組4位までの16カ国が2組で構成される2次リーグに進む。2次リーグ各組2位までの4ヶ国が準決勝に進むことができる(2006年大会)。日本戦のみテクニカルタイムアウトが30秒長い(2006年大会)。
[編集] 歴代開催国と大会順位
[編集] 男子
開催年 | 開催国 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 |
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1949年 | チェコスロバキア | ソ連 | チェコスロバキア | ブルガリア | ルーマニア |
1952年 | ソ連 | ソ連 | チェコスロバキア | ブルガリア | ルーマニア |
1956年 | フランス | チェコスロバキア | ルーマニア | ソ連 | ポーランド |
1960年 | ブラジル | ソ連 | チェコスロバキア | ルーマニア | ポーランド |
1962年 | ソ連 | ソ連 | チェコスロバキア | ルーマニア | ブルガリア |
1966年 | チェコスロバキア | チェコスロバキア | ルーマニア | ソ連 | 東ドイツ |
1970年 | ブルガリア | 東ドイツ | ブルガリア | 日本 | チェコスロバキア |
1974年 | メキシコ | ポーランド | ソ連 | 日本 | 東ドイツ |
1978年 | イタリア | ソ連 | イタリア | キューバ | 韓国 |
1982年 | アルゼンチン | ソ連 | ブラジル | アルゼンチン | 日本 |
1986年 | フランス | 米国 | ソ連 | ブルガリア | ブラジル |
1990年 | ブラジル | イタリア | キューバ | ソ連 | ブラジル |
1994年 | ギリシャ | イタリア | オランダ | 米国 | キューバ |
1998年 詳細 |
日本 | イタリア | ユーゴスラビア | キューバ | ブラジル |
2002年 詳細 |
アルゼンチン | ブラジル | ロシア | フランス | ユーゴスラビア |
2006年 詳細 |
日本 | ブラジル | |||
2010年 詳細 |
イタリア |
[編集] 女子
開催年 | 開催国 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|---|
1952年 | ソ連 | ソ連 | ポーランド | チェコスロバキア | ブルガリア |
1956年 | フランス | ソ連 | ルーマニア | ポーランド | チェコスロバキア |
1960年 | ブラジル | ソ連 | 日本 | チェコスロバキア | ポーランド |
1962年 | ソ連 | 日本 | ソ連 | ポーランド | ルーマニア |
1967年 | 日本 | 日本 | 米国 | 韓国 | ペルー |
1970年 | ブルガリア | ソ連 | 日本 | 北朝鮮 | ハンガリー |
1974年 | メキシコ | 日本 | ソ連 | 韓国 | 東ドイツ |
1978年 | ソ連 | キューバ | 日本 | ソ連 | 韓国 |
1982年 | ペルー | 中国 | ペルー | 米国 | 日本 |
1986年 | チェコスロバキア | 中国 | キューバ | ペルー | 東ドイツ |
1990年 | 中国 | ソ連 | 中国 | 米国 | キューバ |
1994年 | ブラジル | キューバ | ブラジル | ロシア | 韓国 |
1998年 詳細 |
日本 | キューバ | 中国 | ロシア | ブラジル |
2002年 詳細 |
ドイツ | イタリア | 米国 | ロシア | 中国 |
2006年 詳細 |
日本 | ロシア | ブラジル | セルビア・モンテネグロ | イタリア |
2010年 詳細 |
日本 |
[編集] 日本における放送体制
[編集] 外部リンク
バレーボール世界選手権 | |
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男子 | 女子 |
1949 チェコスロバキア | 1952 ソ連 | 1956 フランス | 1960 ブラジル | 1962 ソ連 | 1966 チェコスロバキア | 1970 ブルガリア | 1974 メキシコ | 1978 イタリア | 1982 アルゼンチン | 1986 フランス | 1990 ブラジル | 1994 ギリシャ | 1998 日本 | 2002 アルゼンチン | 2006 日本 | 2010 イタリア |
1952 ソ連 | 1956 フランス | 1950 ブラジル | 1962 ソ連 | 1967 日本 | 1970 ブルガリア | 1974 メキシコ | 1978 ソ連 | 1982 ペルー | 1986 チェコスロバキア | 1990 中国 | 1994 ブラジル | 1998 日本 | 2002 ドイツ | 2006 日本 | 2010 日本 |
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