バシリスク属

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バシリスク属

グリーンバシリスク Basiliscus plumifrons

界	:	動物界 Animalia
門	:	脊索動物門 Chordata
亜門	:	脊椎動物亜門 Vertebrata
綱	:	爬虫綱 Reptilia
目	:	有鱗目 Squamata
亜目	:	トカゲ亜目 Sauria
下目	:	イグアナ下目 Iguania
科	:	イグアナ科 Iguanidae
亜科	:	バシリスク亜科 Corytophaninae
属	:	バシリスク属 Basiliscus Laurenti, 1768

種

チャイロバシリスク
ギザギザバシリスク
グリーンバシリスク
ノギハラバシリスク

バシリスク属（Basiliscus）は爬虫類有鱗目トカゲ亜目イグアナ科に属する生物分類項の1つ。

[編集] 分布

エクアドル、エルサルバドル、コスタリカ、コロンビア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ。ノギワラバシリスクがアメリカ合衆国（フロリダ州）に移入。

[編集] 形態

全長60～80cm。最大種はチャイロバシリスク。成体のオスに頭頂部や背面、尾にトサカや帆（クレスト）が発達する。属名のBasiliscusは空想の怪物バジリスクが由来となっているが、本属の構成種の形態がバジリスクを連想させた思われる。四肢は長く、後肢には細長い指を持つ。体色は褐色系の色彩の種が多いが成体のグリーンバシリスクは鮮やかな緑色になる。

[編集] 生態

水辺の森林に生息し、水上にはりだした木の上に入ることが多い。驚くと水中に飛びこんだり後肢だけで立ちあがり走って逃げる。このとき短距離ではあるが水面を走り抜けることができ、その様子がTV等で紹介されることもある。この行動は本属特有の行動ではなく同じくイグアナ科（ヨウガントカゲ科として分割する説もあり）のマユダカトカゲも水上を走ることが出来ると言われている。収斂現象として同じような環境に生息するアガマ科のホカケトカゲ属やウォータードラゴン属がいる。

食性は肉食性の強い雑食性で昆虫、魚、小型爬虫類、小鳥、小型哺乳類、花、果実等を食べる。繁殖形態は卵生。

[編集] 分類

Basiliscus basiliscu チャイロバシリスク　Common basilisk
Basiliscus galeritus ギザギザバシリスク
Basiliscus plumifrons グリーンバシリスク　Plumed basilisk
Basiliscus vittatus ノギハラバシリスク　Brown basilisk

[編集] 人間との関係

ペット用として輸入されることがある。主に流通するのはグリーンバシリスクかノギワラバシリスクで、残りの2種の流通は少ない。野生個体、繁殖個体共に流通するが野生個体の流通はあまりない。驚くとケージ内を走り回り吻端をつぶしてしまうため、飼育には広いケージと落ち着いた環境が必要。また水辺の高温多湿の環境を好むため全身が浸かる事の出来る水容器や全体を保温する設備も必要になる。