トロイ・ニール
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トロイ・ニール(Troy Lee Neel、 1965年9月14日 - )は、米国テキサス州出身の1990年代にプレーしたプロ野球選手。右投げ左打ちの内野手(一塁手だが指名打者での起用が多かった)。オリックス・ブルーウェーブに外国人選手として在籍した。
[編集] 来歴・人物
1986年、インディアンスにドラフト9位で指名されて入団。1992年にアスレチックスでメジャー昇格。この年に3Aタコマで投手として3試合に登板した。マーク・マグワイアとクリーンアップを打ったこともある。
1995年に日本のオリックスに入団、4番打者として活躍。同年指名打者でベストナインに選出。翌1996年に本塁打王と打点王を獲得し、オリックスの2連覇に貢献。
一度1997年に解雇されたがその次の年に復帰し、主力として活躍するも2000年に惜しまれつつ退団。2001年は韓国の斗山ベアーズでプレー。その後はバヌアツのエラコア島をレンタル契約で購入し、リゾート開発を行っている。
長距離砲の少なかったオリックスにとっては貴重な存在だった。三振は多いがチャンスに強く、1996年の日本シリーズでもたった3安打しか打てなかったもののその3本が全て2点タイムリーヒットで6打点をマークし、見事MVPに輝いた。ちなみにこの時のMVPインタビューの最後を締めた言葉は「がんばろう、神戸!」だった。
[編集] 通算成績
日本
- 614試合 打率.264(2117打数 558安打) 136本塁打 435打点 4盗塁
- 本塁打王1回(1996年)、打点王1回(1996年) 日本シリーズMVP(1996年)、ベストナイン2回(指名打者 1995年、1996年)
[編集] 関連項目
指名打者-エピソードあり