ディクタス
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性別 | 牡 |
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毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1967年 |
死没 | 1989年 |
父 | サンクタス |
母 | ドロニック |
生産 | F.R.ワッティヌ |
生国 | フランス |
馬主 | R.ド・モニイバジョル |
調教師 | J.M.ソリアーノ(フランス) |
競走成績 | 17戦6勝 |
獲得賞金 | 596,678フラン 2,623ポンド |
ディクタス(Dictus、1967年 - 1989年)はフランス生まれの競走馬である。種牡馬として日本に輸入され、数多くの活躍馬を出した。
目次 |
[編集] 戦績
デビュー2戦目で初勝利を挙げ、血統的な背景から長距離レースを中心に使われ続けた。だが、どうにも御しがたい激しすぎる気性のせいでなかなか結果を出す事が出来ず、次第にマイル路線へとシフトされた。そして1971年8月のジャック・ル・マロワ賞に勝ち初GI制覇。次走クイーンエリザベスII世ステークスはブリガディアジェラードの前に8馬身差の2着と完敗。同レースを最後に引退、種牡馬入りした。
[編集] 種牡馬
フランスで種牡馬生活をスタートさせ、1981年フランスサイアーランキング2位に輝くなど活躍。その1981年から社台ファームに購入され日本で供用され始めた。初年度から朝日杯3歳ステークス勝ち馬スクラムダイナを輩出。その後も重賞馬を多く出し、1985年生まれのサッカーボーイが代表産駒。血統的には長距離向きだが、気性難も受け継いでしまう事が多かったためマイル前後の距離を得意とする馬が多かった。内包されたスタミナはサッカーボーイの仔達に色濃く受け継がれている。
[編集] 代表産駒
- ザラタイア(オークツリー招待ハンデキャップ)
- スクラムダイナ(朝日杯3歳ステークス)
- サッカーボーイ(マイルチャンピオンシップ、阪神3歳ステークス)
- イクノディクタス(京阪杯、金鯱賞、小倉記念、オールカマー)
- ムービースター(中山記念、金鯱賞、北九州記念、中京記念)
- クリロータリー(アルゼンチン共和国杯)
- ディクターガール(スワンステークス)
- クールハート(関屋記念、新潟3歳ステークス)
- ミスターブランディ(福島記念2回、関屋記念)
- ダイナチョイス(京都4歳特別)
[編集] 血統表
ディクタスの血統 (タッチストン系/Blenheim 5×5×5=9.38%) | |||
父
Sanctus 1960 鹿毛 |
Fine Top 1949 黒鹿毛 |
Fine Art | Artost's Proof |
Finnolse | |||
Toupie | Vatellor | ||
Tarentella | |||
Sanelta 1954 鹿毛 |
Tourment | Tourbillon | |
Fragment | |||
Satanella | Mahmoud | ||
Avella | |||
母
Doronic 1960 栗毛 |
Worden 1949 栗毛 |
Wild Risk | Rialto |
Wild Violet | |||
Sans Tares | Sind | ||
Tara | |||
Dulzetta 1954 栗毛 |
Bozzetto | Pharos | |
Bunworry | |||
Dulcimer | Donatello | ||
Dulce |
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