アメン
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1.イスラエルのフォークダンス曲のひとつ。アメン (フォークダンス)。
2.アメン (Amen) は、古代エジプトの太陽神。アモン(Ammon)、アムン(Amun)と表記されることもある。ヒエログリフ表記は2種類ある。
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元々はナイル川東岸のテーベ(現ルクソール)地方の大気の守護神、豊饒神である。中王国時代第11王朝のメンチュヘテプ2世がテーベを首都としてエジプトを再統一してから、末期王朝時代の第30王朝までの1700年余りにわたり、ラー神と一体化し「アメン=ラー」としてエジプトの歴史・文明の中心に位置し、エジプトの神々の主神とされた。第12王朝の王アメン・エム・ハト、新王国時代第18王朝の王トゥト・アンク・アメンなど歴代のファラオの名にも含まれている。
エジプト最大の神殿であるカルナック神殿に祭られており、神殿の大列柱室などに見られる数々の壁画には、2枚の羽を冠した人物像として刻み込まれている。また牡羊として表現されることもある。世界遺産第一号のアブシンベル神殿内の至聖所に座するその像は、第19王朝のファラオであったラムセス2世像とともに、春と秋の特定の日に1回ずつ、奥まで届く太陽の光によって照らし出されるようにするために、天文学的計算に基づいた配置となっている。
マケドニアのアレキサンダー王は、初めてエジプトに入ったときに、古代エジプトの偉大な文明に感動し、自らを「アモンの息子」と称した。また、神々の主とされることからギリシア人はゼウス、ローマ人はユピテルと同一視した。