ソニックX
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『ソニックX』(ソニック・エックス)は2003年4月6日から2004年3月28日までテレビ東京系列で放送されたテレビアニメである。 また、これはゲームのソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズを題材にしたものである。
日本では52話まで、欧米等では78話まで放送された。しかし、日本国内での53話以降の放送については未定である。
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[編集] あらすじ
伝説の7つの石「カオスエメラルド」をめぐって、悪の天才科学者Dr.エッグマンと激しい争いを続けていたソニック達。その戦いの最中、カオスエメラルドが揃ったことによって発生した大規模な時空の歪み(カオスコントロール)に巻き込まれ、ソニック達は彼らの住む世界によく似た別の世界(人間の世界:地球がモチーフか)に飛ばされてしまった。
ソニックは一緒に飛ばされてきた仲間達や、その世界で出会った少年・クリスらの力を借りて、「世界を征服できるなら何処でも良い」と世界征服を始めたDr.エッグマンに立ち向かっていく。
[編集] 主な登場人物
太字は作中で使われる呼称。カッコ内は本名。
- 通り名は「世界最速、音速のハリネズミ」。その名の通り、音速で走ることができ、瞬間的には光速を越えることも可能らしい。何かに驚いたときのセリフや、決めゼリフを英単語で言うのが口グセ。水が苦手で筋金入りの金鎚。普段は、クリスの家のガレージの2階にテイルス達と居候している。
- クリス(クリストファー・ソーンダイク) - 声優:小林沙苗
- アニメオリジナルキャラクター。自宅のプールに落ちてきたソニックを助けたことがきっかけでソニックと仲良くなった人間の少年。家はかなりの資産家だが両親が不在がちで、そのため気弱で寂しがりやだったが、ソニック達との冒険を通して少しづつ変わっていった。
- テイルス(マイルス"テイルス"パウアー) - 声優:広橋涼:
- 2又のシッポを持つ子狐。ソニックに憧れていて、いつかソニックに頼られる存在になりたいと願っている。機械いじりが得意でDr.エッグマンと戦ったり、移動するときに使うジェット戦闘機(当初はレシプロ)も彼の自作である。
- エミー(エミー・ローズ) - 声優:川田妙子
- ソニックのことが大好きで、いつも追い掛け回しているハリネズミの少女。ちなみに、ソニックは嫌がってはいるがまんざらでもない様子。夢見がちなところがあるが、怒らせると怖い。自らの身長ほどもある巨大なピコピコハンマー(いくつも出せるらしい)を隠し持っており、これでソニックの窮地を救ったこともある。
- ナックルズ(ナックルズ・ザ・エキドゥナ) - 声優:神奈延年
- ソニック達がクリスの世界にやってくるキッカケになった「カオスエメラルド」を、制御することができる巨大な宝石「マスターエメラルド」の守護者。ソニックをライバル視していて、岩すら砕くほどのパワーの持ち主。非常に純粋(悪く言えば単純)で、騙されやすい。
- クリーム(クリーム・ザ・ラビット) - 声優:あおきさやか
- 礼儀正しく何事にも一生懸命なウサギの女の子。ソニック達が冒険に出ている時もクリスの家で留守番することが多い。テレビの「ネクストショー」が好きでよく見ている。
- チーズ - 声優:広橋涼
- クリームの友達のチャオ(ソニック達の世界に生息する小動物)。赤い蝶ネクタイがトレードマーク。言葉は話せない(「ド~ン」と喋る。)が、クリームは彼が何を言っているのか分かるようである。
- Dr.エッグマン - 声優:大塚周夫
- 何度ソニックにコテンパンにされても、決して世界征服をあきらめない自称・悪の天才科学者。典型的な「悪役」(「悪人」ではない)で、手下のロボットと漫才のような会話を繰り広げたり、たとえソニックに勝てそうになっても何故かトドメを刺さずに返り討ちにあったりする。彼もそれを自覚しているらしく、いざというときには「これも世界征服の野望ため」などと言いつつソニックと共闘することも。要するに、ソニックとは喧嘩友達のような関係なのだ。
- シャドウ(シャドウ・ザ・ヘッジホッグ) - 声優:遊佐浩二
- Dr.エッグマンの祖父によって造られ、軍によって封印されていた究極生命体。何故彼が人間の世界で封印されていたのかは不明だが、「カオスコントロール」によってソニック達の世界と人間達の世界が融合しつつあったことに起因すると思われる。
- ルージュ(ルージュ・ザ・バット) - 声優:落合るみ
- セクシーな女コウモリ。宝石専門のトレジャーハンターで人間の世界に来てから宝石を盗みまくっていたが、大統領からそれを黙認する代わりに自分の下で働くように言われ、大統領直属エージェントとなる。
- チャック(チャック・ソーンダイク) - 声優:島田敏
- アニメオリジナルキャラクター。クリスの祖父で発明家。歳不相応な好奇心と行動力を持つ、クリスの良き理解者。同じく発明好きなテイルスとはすぐに意気投合し、2人で協力して戦闘機「Xトルネード」等、様々なメカを作り上げた。「滑走路は椰子の木でカモフラージュ」等、妙な「美学」を持っていたりする。(ちなみに「滑走路~」はサンダーバード2号の発進シーンへのオマージュと思われる)
- ネルソン(ネルソン・ソーンダイク) - 声優:山口健
- アニメオリジナルキャラクター。クリスの父で、絶大なるシェアを持つコンピューター会社の社長。
- リンゼー(リンゼー・ソーンダイク) - 声優:進藤尚美
- アニメオリジナルキャラクター。クリスの母で、人気女優。ソニック達のことをいつまでも「着ぐるみ」と信じて疑わない。
- エラ - 声優:くじら
- アニメオリジナルキャラクター。ソーンダイク家の家政婦。ネルソンとリンゼーは不在なことが多く、実質的にソーンダイク系を切り盛りしているのは彼女である。特に、料理の腕は抜群でエミーもいくつかレシピを教えて貰ったようだ。
- タナカ - 声優:今村直樹
- アニメオリジナルキャラクター。ソーンダイク家の執事。物静かではあるが車の運転から庭木の剪定まで何でもこなす。空手が得意。好きなテレビ番組はサムライ・ムービー(時代劇)。
- サム(サム・スピード) - 声優:田中総一郎
- アニメオリジナルキャラクター。クリスの叔父。F1マシン張りのマシンを操る超高速機動警邏隊「Sチーム」のリーダー。彼は全てにおいて速い(早い)。(例えば「覚えるのも早いが、忘れるのも早い」)。自分のマシンよりも速く走るソニックをライバル視している。
- デコー - 声優:山口健
- アニメオリジナルキャラクター。Dr.エッグマンの手下ロボで、名古屋弁を話す。長身で、胸に凸(でこ)のマークがある。
- ボコー - 声優:島田敏
- アニメオリジナルキャラクター。Dr.エッグマンの手下ロボで、博多弁を話す。背が低く、胸に凹(ぼこ)のマークがある。
- ボックン - 声優:小林由美子
- アニメオリジナルキャラクター。エッグマンからのメッセージをソニック達の元に運ぶロボット。小悪魔のような外見をしており、外見に違わず悪戯少年のような性格をしている。語尾に「~じょ」、悪戯成功時などには「ばーか!」が口癖。
[編集] スタッフ
- 原案:SEGA・ソニックチーム 『月刊コロコロコミック』『別冊コロコロコミック』掲載
- 企画:SONIC Project
- エクゼクティブプロデューサー:中裕司
- アソシエイトプロデューサー:佐々木絵美
- スーパーバイザー:西山彰則
- シリーズ構成:まさきひろ
- キャラクター原案:上川祐司
- キャラクターデザイン:平山智
- メカ作画監督:渡辺圭祐
- メカキャラクターデザイン:森木靖泰
- 美術監督:飯島由樹子
- 美術設定:大河内稔
- 色彩設計:いわみみか
- 撮影監督:羽鳥歩
- 編集:長谷川久子
- 音楽:池頼広
- 音響監督:百瀬慶一
- サウンドデザイン:高野寿夫
- アニメーションプロデューサー:水沼健二
- プロデューサー:笹村武史(TV TOKYO) 松元理人(トムス・エンタテインメント)
- 監督:亀垣一
- 製作:TV TOKYO トムス・エンタテインメント
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
[編集] エンディングテーマ
[編集] 備考
[編集] 外部リンク
テレビ東京系 日曜8:30枠 | ||
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