スレッドフロート型掲示板
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スレッドフロート型掲示板(-がたけいじばん)は、電子掲示板の形態の一つで、フローティングスレッド型掲示板とも言う。一つの掲示板の中に複数のスレッドが存在し、新しい書き込みがされた順にスレッド一覧を表示する。そのため、スレッドの書き込みが活発になると、スレッド一覧の下位から上位に浮上していくように見えるため、この名前がある。
かつて存在していた匿名掲示板群サイトのあめぞう掲示板が、この形式の掲示板の始祖と言われている。なお、あめぞう掲示板がスレッドフロート型掲示板を採用したのは1998年9月6日である。
大型掲示板サイトの2ちゃんねるがこの形式の掲示板である。
[編集] 特徴
- 利用者の少ないサイトがを採用すると、少ない書き込みがさらに分散されてより一層閑古鳥が鳴くことになる。
- 逆に利用者が増加すると、保守の書き込みをしないとスレッドが数分で破棄される。(例えばニュース速報(VIP)板がそうである)
- 保守やスレッドを上げるためだけの無駄な書き込みが多く、中身のある書き込みは流されやすい。
- そのため利用者の殆どが1行以下の落書き程度の書き込みしかしない。
- 上記の通り無駄が多いため、一見して利用者が多そうに見える。
- スレッドは掲示板そのもの(ミニ掲示板)であり、板などと称するものは掲示板の集合(メタ掲示板)である。
- ユーザー自身がスレッド単位でミニ掲示板を作成できる。
- そのため、板が設定しているテーマの範囲内で、ユーザー自身がコミュニティを分割管理できるので、少ない管理者で大きなコミュニティを運営できる。
- スレッドは活発な順に一覧表示されるため、現在ホットなトピックが一目でわかる。
- 書き込みが少なく利用されなくなったスレッドは徐々に下がっていき、自然淘汰される。
- スレッドの順序を意図的に上げるために大量の書き込みを行うなど、特有の荒らし行為がある。
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