スチーフンイワサザイ
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スチーフンイワサザイ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Xenicus lyalli (Rothschild, 1894) |
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英名 | ||||||||||||||||||||||||
Stephens Island Wren |
スチーフンイワサザイ (Xenicus lyalli ) はスズメ目イワサザイ科に属する鳥で、ニュージーランドの北島と南島の間に位置するスティーヴンズ島に生息していたが、1894年に絶滅した。
全長10cm程度で体は茶色、現生のスズメ目で唯一の飛べない鳥だった。
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[編集] 名称
英名はその生息地に由来する。和名においては、全世界の鳥類に和名を付けた力作であることで有名な山階芳麿の『世界鳥類和名辞典』においてスチーフンイワサザイとされているため、この形での引用がよく見られる。しかし、"Stephen" の実際の発音は [sti:vn] であり、日本語でもスチーフンという音写は非常に例外的な物であることからスチーブンイワサザイ、スティーブンイワサザイなどのように記述されることが多い。また、これらとは別系統の和名としてハシナガヤブサザイという和名で呼ばれることもある。
種小名のlyalli はこの鳥の標本を手に入れた灯台守の名にちなむ。
[編集] 絶滅の経緯
スティーブンズ島への人間の居住は、灯台の建設が始まった1892年のことである。この後、3人の灯台守とその家族がこの島に住むようになった。このころすでにこの島の "ミソサザイ" についての言及が建設労働者によってなされている。
灯台が稼動し始めた1894年、飼いネコティブルス(Tibbles) が捕まえてきた見慣れない鳥に興味を持った灯台守の一人デイヴィッド・ライオール(David Lyall) がその鳥を鳥類学者のウォルター・ブラー(Walter Buller) に送ったことによってこの鳥の存在が知られることになった。ネコは合計で15~16羽ほどを捕まえてきたが、それを最後にスティーブンイワサザイの姿を見た者はおらず、ネコ1匹によって絶滅させられたものとされている。
[編集] Sibley分類体系上の位置
スズメ目> タイランチョウ亜目> イワサザイ下目> イワサザイ科
[編集] Status
EXTINCT (IUCN Red List)
[編集] 補足
2006年5月3日に放送された「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」(フジテレビ系)でスティーブンイワサザイの絶滅が「一匹の飼い猫がくわえてきた事で発見された新種のスズメがその猫によって絶滅させられたことがある」として紹介され、70へえ(100へぇ満点中)を獲得した。
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