ジャン=ピエール・ジュネ
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ジャン=ピエール・ジュネ (Jean-Pierre Jeunet, 1953年9月3日 - ) はフランスの映画監督。
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[編集] 来歴
友人の映画監督マルク・キャロと組んで「ジュネ&キャロ」として短編映画作品などを作っていたが、1991年に戦争後のパリの肉屋を舞台とした騒動をブラックユーモアで描いた映画『デリカテッセン』がフランスで大ヒット。その年のセザール賞を4部門受賞。次作品の『ロスト・チルドレン』でもセザール賞を受賞している。
その後フランスへ戻り、2001年に『アメリ』を発表。『アメリ』は世界的なヒットとなり、日本でも映画に登場するデザート「クレーム・ブリュレ」が流行するなど影響を与えた。
独特の世界観とブラックユーモアが特徴。ドミニク・ピノンなどの個性派俳優も多数出演している。
次回作は、ベストセラーになったヤン・マーテルのブッカー賞受賞作『パイの物語』の映画化で、2008年公開予定。
[編集] 代表作品
- デリカテッセン - 1991年(マルク・キャロとの共同監督)
- ロスト・チルドレン - 1995年(マルク・キャロとの共同監督)
- エイリアン4 - 1997年
- アメリ - 2001年
- ロング・エンゲージメント - 2004年