ジャン・フルネ
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ジャン・フルネ(Jean Fournet, 1913年4月14日 - )はフランスの指揮者。明快な造形と繊細・高雅な感覚を兼ね備えたラテン系指揮者として知られる。ベルリオーズ、フォーレ、デュカスなどフランス音楽を得意とするが、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなどドイツ古典派からロマン派音楽についても格調高い表現で評価が高い。
[編集] 略歴
- ルーアン生まれ。パリ音楽院で指揮及びフルートをフィリップ・ゴベールに師事し、首席で卒業。
- 1936年、ルーアンで指揮者デビュー。直前に病気で倒れた指揮者の父の代役として舞台に立った。マルセイユ歌劇場の第二指揮者を経て1944年にフランス放送管弦楽団常任指揮者及びパリ・オペラコミック音楽監督。
- 1945年からエコール・ノルマルで指揮を教授。
- 1958年、ドビュッシーのオペラ『ペレアスとメリザンド』の日本初演のため初来日。このとき指揮を依頼されたのはデジレ=エミール・アンゲルブレシュトであったが、アンゲルブレシュトは当時78歳で高齢を理由に断り、代わりにフルネを指名したという。以後フルネは頻繁に来日する。
- 1961年、オランダ放送管弦楽団常任指揮者。現終身指揮者。
- 1968年 - 1973年、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督。
その後アメリカでメトロポリタン歌劇場、シカゴ・リリックオペラ、サンフランシスコ歌劇場などのオペラ界で活動。
日本では、日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団など数多くのオーケストラを指揮しており、東京都交響楽団の名誉指揮者。