ジェー・シー・オー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ジェー・シー・オー(JCO)は、1979年、住友金属鉱山が全額出資して設立した株式会社。原子力発電用の核燃料製造の中間工程を請負を事業としていた。独自技術の溶媒抽出法にて六フッ化ウランを二酸化ウランヘ転換する事業を行っていた。
しかし1999年、日本での史上最悪の放射線事故である東海村JCO臨界事故を起こし、行政処分を受けた。平成15年、加工事業の再開断念を表明した。現在は、ウラン廃棄物の保管・管理と施設の保守管理と事業規模を縮小させ、事故被害者への補償問題への対応を行っている。
[編集] 会社概要
[編集] 会社の歴史
- 1979年 『日本核燃料コンバージョン』という社名で設立
- 1980年 住友金属鉱山が行っていたウラン再転換事業を引き継ぐ
- 1983年 東海工場第二加工施設棟が完成
- 1998年 株式会社ジェー・シー・オー(JCO)に社名を変更
- 1999年 東海村JCO臨界事故が発生
- 2003年 ウラン再転換事業を廃止
[編集] 外部リンク
- 株式会社ジェー・シー・オー 東海事業所 (東海村)
- 株式会社ジェー・シー・オーに対する行政処分 (原子力公開資料センター) - 加工事業許可取消し