シコルスキー Xウイング
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シコルスキー Xウイングは、1983年から1988年にかけて、NASAとDARPA(米国国防総省高等研究計画局)の資金協力を得て、 シコルスキー社が開発したヘリコプターと固定翼機を混合させた実験機である。
離陸時は、ヘリコプターとして垂直離陸が可能である。 飛行中は、固定翼に加えて揚力を増すために、その頑丈なローターを停止することができる。 その方法は、ローターのブレード(回転翼)をねじるという一般的なものではなく、 ブレードから圧縮空気を噴出して、仮想的な翼平面を生成するというものである。 圧縮空気はコンピュータ制御され、適切なブレードから噴出される。