ザ・ナック
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ザ・ナック(The Knack)は、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身の、4人組のロック・バンド。
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[編集] 概要
1970年代後期にロサンゼルスで結成。1979年、アルバム『ゲット・ザ・ナック』でデビュー。ビルボード5週連続1位を記録した。シングルカットされた『マイ・シャローナ』は世界的にヒットした(ビルボード6週連続1位、同年の年間チャート1位)。「ビートルズの再来」と謳われるなど、音楽性は高く評価されていた。が、当時のミュージックシーンは“ディスコブーム”が席巻していたこともあって、その後はヒットに恵まれず、1982年に一時解散。1991年にはプロデューサーにドン・ウォズを迎えて再結成するもヒットはなし。一発屋のレッテルを貼られてしまった(実際には『マイ・シャローナ』以外にも2曲のビルボードTOP40ヒットがあるが、『マイ・シャローナ』のイメージが強烈過ぎるため一発屋と受け取られやすい。東芝EMIから発売されたオムニバスアルバム『ザ・一発屋』の1曲目も『マイ・シャローナ』だった)。しかし1998年、ドラムにテリー・ボジオを迎え再始動。その後もツアーの実施や、かつての音源をリマスターしたベストアルバムをリリースするなど、精力的に活動を行っている。
『マイ・シャローナ』は、1979年を代表するヒットナンバーとして知られ、1994年には映画『リアリティ・バイツ』 (ウィノナ・ライダー主演) の挿入歌として採用された他、ドラマ、バラエティ、CMなどのBGMとしても採用されるなど、ファンのみならず、現在に至るまで広く親しまれている。
[編集] メンバー
- ダグ・フェイガー(Doug Fieger)-リードボーカル/リズムギター
- バートン・アヴェリー(Berton Averre)-ギター/ボーカル
- プレスコット・ニールス(Prescott Niles)-ベース
[編集] 旧メンバー
- ブルース・ゲイリー(Bruce Gary)-ドラムス
[編集] 代表的な作品
[編集] シングル
- 『My Sharona』 ビルボード1位
- 『Good Girls Don't』 ビルボード11位
- 『Baby Talks Dirty』 ビルボード38位
- 『Can't Put A. Price On Love』 ビルボード62位
- 『Pay The Devill』 ビルボード67位
[編集] アルバム
- 『Get The Knack』
- 『…But The Little Girls Understand』
- 『Round Trip』
- 『Serious Fun』
- 『Retrospective』
- 『Zoom』
- 『Proof/The Very Best Of The Knack』
- 『Normal As The Next Guy』
- 『Live From The Rock'n'Roll Fun House』
[編集] OSAKAN HOT 100と『マイ・シャローナ』
『マイ・シャローナ』は、FM802のOSAKAN HOT 100で最高9位を記録している。OSAKAN HOT 100は1989年に始まったチャートで、『マイ・シャローナ』がヒットした時点では存在しないはず。なぜ?と思われる方もおられるだろうが、これはコンピレーションアルバム『FLASH BACK HITS IN USA』に収録されたことでFM802のヘビーローテーションに選ばれたため。1990年9月23日と9月30日のチャートで9位を記録している。
[編集] 外部リンク
- The Knack Official Home Page公式サイト(英語)