テラ:ザ・ガンスリンガー

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テラ:ザ・ガンスリンガー（TERRA:THE GUNSLINGER）は日本製のウェスタンアクションTRPG。作者は井上純弌。発売元はエンターブレイン、サプリメントはゲーム・フィールドから発売。天羅万象と同一の世界が舞台。

[編集] 概要

アメリカの西部開拓時代をモデルとした、銃と魔法と蒸気機関とロストテクノロジーの入り乱れるウェスタンアクションTRPG。未だ未開拓の荒野が広がる「テラ」という大陸を舞台とし、プレイヤーキャラクターは様々な理由（仇討ち、西部の開拓、布教、スクープ探し、ロステクの発掘、借金取りからの逃亡等）により大陸横断鉄道の乗客となって、危険溢れる未開の地である大西部を目指す。

ゲームに使用する物はトランプとカウンター。ルールブックにはトランプが付属しており、カウンターも印刷用のものが用意されている。カウンターは何でも良いが、ポーカー等のギャンブルに用いられるチップを使用するとなお良い。これは、ゲーム中に実際にカウンターを「レイズする」ことがあるためであり、プレイ中は手札を持つ事もあいまって、傍から見るとまるでポーカーをしているかのように見えなくもない。この点についてはルールブック上にも「周囲に誤解されないように気をつけること」といった趣旨の注意がなされている。

判定はトランプを利用した上方ロールであり、ヒーローポイント的な役割をする「パワーチップ」、仲間同士でパワーチップを供出しあい共有する「チームチップ」がある。また、プレイヤーキャラクターを騒動に巻き込むルール「カラミティ」など、ゲームマスター支援のためのルールも存在する。

[編集] その他

天羅万象のサプリメント吸血姫と同時期ないしは近い時期に製作が行われており、コンベンションイベントGames97においてもテストプレイが行われている。吸血姫テストプレイに参加した者の中には半ば冗談で「ガンスリンガーの魂を用いた、拳銃を主武器とする金剛機を作りたい」などと天羅とのコラボレーションを企てる者もおり、笑いを誘っていた。