サッカー文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

サッカー文学（―ぶんがく）は、スポーツのサッカーをモチーフとした文学。

目次 1 主な作品 1.1 エッセイ 1.2 小説 1.3 ドキュメンタリー 1.4 その他 2 サッカー雑誌 3 その他の雑誌のサッカー特集 4 関連項目

[編集] 主な作品

（初版年は日本版のもの。著者の肩書きは当時のもの）

[編集] エッセイ

• 『サッカー監督という仕事』（文庫版）
  • 湯浅健二著、新潮社、初版2004年。
  • サッカー監督はどうあるべきか、どう行動すべきか。独プロコーチ資格者の視点から語る。
  • 関連するチーム : 日本代表、浦和レッズなど。
  • 著者 : サッカー・ジャーナリスト。ドイツのプロコーチ・ライセンス保持者。

• 『ゲームのルール』
  • コッリーナ著、山口英雄訳、NHK出版、初版2003年。
  • 審判は何を考え、どう行動するのか、自身の体験から語るエッセイ。
  • 関連するチーム : イタリアを中心とした、ヨーロッパのクラブチームや日本代表など。
  • 著者 : サッカーの審判。

• 『フットボールの新世紀～美と快楽の身体』
  • 今福龍太著、廣済堂出版、初版2001年。
  • フィールド内外での、サッカーにまつわる随想。
  • 関連するチーム : 中田英寿、ディエゴ・マラドーナ他、多数。
  • 著者 : 札幌大学文学部教授。

• 『トーキョーワッショイ!―FC東京99‐04REPLAY』
  • 後藤勝著、双葉社、初版2005年。
  • 著者の客観的な取材ライターの視点と、スタンドからのサポーター的視点を繰り混ぜて語られる、FC東京のルポルタージュ&エッセイ。
  • 関連するチーム : FC東京他。
  • 著者 : 編集者兼ライター。

• 『ボクらが起こしたFの奇跡―横浜FC誕生秘話』
  • 辻野臣保著　小学館、初版1999年
  • 横浜フリューゲルスが横浜マリノスと合併することが決まり、企業スポーツに疑問を感じたフリューゲルスサポーターのチーム存続運動、そしてサポーターが結成した市民組織のサッカークラブ・横浜FCの結成、そしてJFL参入までを、それらの運動の中心人物だった辻野自らが熱く語った。
  • 関連するチーム:横浜フリューゲルス、横浜FC
  • 著者:横浜FC（横浜フリエスポーツクラブ）初代代表取締役社長、現・シニアアドバイザー

[編集] 小説

• 『悪魔のパス　天使のゴール』
  • 村上龍著、幻冬舎、初版2002年。
  • ドーピングをテーマとする。中田英寿をモデルとした、セリエAで活躍する日本人MFが登場する。
  • 関連するチーム : ユヴェントス、フィオレンティーナ他。
  • 著者 : 小説家

• 『俺が近所の公園でリフティングをしていたら』
  • 矢田容生著、小学館、初版2006年。
  • 2ちゃんねる・国内サッカー板から生まれたサッカー小説。あるサッカー選手の高校から大学にかけての成長を描いた。
  • 著者 : 小説家

• 『龍時01－02～03－04』
  • 野沢尚著、文藝春秋、初版2002年。
  • 無名の高校生、志野リュウジが単身スペインに渡り、サッカー界の頂点を目指す。
  • 関連するチーム : レアル・ベティス
  • 著者 : 脚本家・小説家

[編集] ドキュメンタリー

• 『狂熱のシーズン～ヴェローナFCを追いかけて』
  • ティム・パークス著、北代美和子訳、白水社、初版2003年。
  • ドキュメンタリー小説。ゴール裏を中心にエラス・ヴェローナの１シーズンを追いかけた小説。
  • 関連するチーム : エラス・ヴェローナ他、すべてのセリエAチームとキエーボ他、一部のセリエBチーム（ともに当時）。
  • 著者 : 英国人作家。ヴェローナの町に20年以上住む。

• 『サッカーが越えた民族の壁～サラエヴォに灯る希望の光』
  • 森田太郎著、明石書店、初版2002年。
  • ユーゴ内戦後のサラエヴォで、民族融和プロジェクトの一環として結成された少年サッカー・チームの活動日記。
  • 関連するチーム・選手 : ＦＫクリロ。プレドラグ・パシッチ（元ユーゴ代表）。
  • 著者 : NGOサラエヴォ・フットボール・プロジェクト代表。

• 『山本昌邦備忘録』
  • 山本昌邦著、講談社、初版2002年。
  • W杯日韓大会で日本代表コーチだった著者がトルシェ監督就任から代表解散まで、監督・選手の言動を記録したもの。
  • 関連するチーム : 日本代表他、多数。
  • 著者 : 日本代表コーチ。

• 『秋天の陽炎』
  • 金子達仁著、文藝春秋、初版2001年。
  • J1昇格のかかった大分トリニータ1999年シーズン最終節をめぐる大分、山形の各選手とスタッフ、審判のドラマ。
  • 関連するチーム : 大分トリニータ、モンテディオ山形他。
  • 著者 : スポーツ・ジャーナリスト。

• 『FC東京の挑戦～魅せる「セクシー・フットボール」を目指して』
  • 荒川裕治著、小学館、初版2001年。
  • 前身の東京ガスからJ1昇格後の1シーズンまで。FC東京の選手、監督、スタッフ、ファンらの記録。
  • 関連するチーム : FC東京他。
  • 著者 : サッカー・ジャーナリスト。

[編集] その他

• 『日本サッカー史・代表編～日本代表の85年』
  • 後藤健生著、双葉社、初版2002年。
  • 歴史書。1917年の初めての国際試合からＷ杯日韓大会まで、日本代表のすべての記録。
  • 関連するチーム : 日本代表他、多数。
  • 著者 : サッカー・ジャーナリスト。国際サッカー歴史記録学会アジア地区代表委員。

• 『フットボール都市論～スタジアムの文化闘争』
  • 陣野俊史著、青土社、初版2001年。
  • 評論（文化論）。都市から眺めたフットボール文化論。
  • 関連するチーム : オリンピック・マルセイユ、FC東京、東京ヴェルディ1969他。
  • 著者 : フランス文学者。

[編集] サッカー雑誌

• エル・ゴラッソ（EL GOLAZZO）＜週3回刊＞
• カルチョ（CALCIO）＜月刊＞
• ゴール（GOAL）＜月刊＞
• サッカークリニック＜月刊＞
• サッカーダイジェスト＜週刊＞
• サッカーマガジン＜週刊＞
• サッカー批評＜季刊＞
• サッカーアイ（Ai）＜隔月刊＞
• ストライカー＜隔月刊＞
• フッティヴァル（Footival）＜月刊＞
• ワールドサッカーグラフィック＜月刊＞
• ワールドサッカーダイジェスト＜隔週刊＞
• ワールドサッカーマガジン＜隔週刊＞
• ワールドサッカーキング＜隔週刊＞
• トトワン（totoの発売に併せて発行されるタブロイド新聞）
• サッカーJ+＜サイクル不明＞（全国版の他にJリーグ各チームごとの特別編集版もある）
• サッカーN+＜サイクル不明＞

[編集] その他の雑誌のサッカー特集

• ユリイカ　2002年6月号　「フットボール宣言」

[編集] 関連項目

• スポーツ漫画