サイド3
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サイド3はアニメ『機動戦士ガンダム』において、地球連邦政府に独立のための戦争を仕掛けたジオン公国の本土であるサイド。サイド全体の愛称はムンゾ。地球からは最も遠い、月の裏側に存在するL2を巡る軌道に存在する。
[編集] 機動戦士ガンダム
ジオン・ズム・ダイクンによってサイド3にジオン共和国が成立させられた後、サイドに存在する開放型コロニーを密閉型コロニーに改造し、工業生産能力と人口の収容能力等を他のサイドよりも増強させられている。また、ジオンの本国としてズムシティが置かれ、一年戦争初期ではア・バオア・クー、ソロモン、月のグラナダを本国に対する防衛拠点、それらを結んだ線を防衛ラインとして成立させ、万全の体制をとる。
一年戦争末期、ソロモンが地球連邦軍に攻略された後(8月や攻略戦前の説あり)には、第3バンチコロニー「マハル」をソーラ・レイへ改造するために住民を強制疎開させる(もともとマハルは貧困層コロニーだったため、改造された原因となっている)など、戦争の旗色が悪くなり一般住民に直接影響が及ぶ場面もアニメで描かれている。最終的にア・バオア・クーをも陥落させられ、防衛拠点のうち2つが攻め落とされた時点でジオン共和国は連邦政府と終戦協定を結ぶ。
これによりジオン本国への直接攻撃は辛くも回避され、(他のサイドのほとんどをジオン公国が徹底的に破壊した事により)皮肉にも最も工業生産能力を温存していたサイドとして、終戦後はコロニー再建計画等に関わることとなる。