コマツナ
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コマツナ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Brassica rapa var. peruviridis | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Komatsuna |
コマツナ(小松菜、学名Brassica rapa var. peruviridis、別名冬菜、鶯菜)はアブラナ科の野菜。ツケナ類(ノザワナ、チンゲンサイなど、アブラナ科の非結球葉菜の総称)の一種で、江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で、ククタチナ(茎立ち)を品種改良して栽培され始めたといわれる。将軍綱吉(一説には吉宗とも)の鷹狩りの際に献上され、そのときに地名から小松菜の名がつけられた、といわれる。現在でも東京都(生産量国内№1)とその近隣の県で多く生産されている。
旬は冬で、関東地方ではハクサイとともに冬の野菜の代表格。東京風の雑煮には欠かせない野菜である。ホウレンソウ(アカザ科)と似た使い方をされることが多いが、灰汁(あく)が少なく扱いやすい野菜である。味噌汁、鍋料理によく入れられ、おひたし、炒め物等で使用される。野菜の中では、ケールに次いで、カルシウムの含有量が高いことでも知られる。