クリストファー・ヒル
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クリストファー・R・ヒル(Christopher R. Hill)はアメリカの外交官であり、現在東アジア・太平洋担当国務次官補。
六カ国協議におけるアメリカ代表である。外交官としては、当初東ヨーロッパやバルカン半島などを担当し、後に大韓民国大使となる。1996年~1999年までマケドニア大使、2000年~2004年までポーランド大使を務める。ヨーロッパ諸言語に通じているといわれる。
ボードイン・カレッジで経済学士、1994年に米国海軍軍事学校で修士号取得。既婚で、三人の子供を持つ。
アメリカプロ野球チームのボストン・レッドソックスの大ファン。 2006年12月13日、アメリカ国務省での北朝鮮核問題をめぐる六ヵ国協議に関する記者会見でヒルは、「ところで、今日のマツザカの交渉はどうなったかな。ボストンに向かっているのか?」と突然切り出した。話が脱線していると記者団がクギを刺すと「いや、申し訳ない。でも実に大事な話なんだ」と弁明。球団幹部らとの交渉後、松坂投手がボストンに向かったことを知ると、「そうか、マツザカはボストンに来るのか!どうもありがとう。大変なクリスマスプレゼントだ。これでクリスマスに北京に行く事も苦にならない。」とかなり満足そうな表情で話し、六ヵ国協議の長期化を気にかける記者団をからかった。(ヒルの発言は全て要約) また六者協議最終準備のため2006年12月16日に来日した際、成田空港に西武ライオンズの帽子をかぶって降り立っている。
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