キングスポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牡 |
---|---|
毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1977年5月1日 |
死没 | 1984年4月8日 |
父 | コントライト |
母 | ワカクモ |
生産 | 吉田牧場 |
生国 | 日本(北海道早来町) |
馬主 | 高田久成 |
調教師 | 小川佐助(栗東) |
競走成績 | 34戦15勝(うち障害18戦14勝) |
獲得賞金 | 3億1181万1000円 |
キングスポイントは日本の競走馬である。流星の貴公子・テンポイントの全弟であり、中山大障害を連覇するなど障害競走では兄に匹敵するほどの成績を収めた。
[編集] 戦績
1979年、テンポイントと同じ小川佐助厩舎に入厩しデビュー前から大きな期待をかけられたが、スピードと決め手が欠けてた為か平地競走では翌年末までに14戦1勝2着5回と大成することが出来ず、賢兄愚弟の烙印を押されしまう。
止む無く、キングスポイントはスタミナに一分の望みを賭け平地から障害に転入する。すると、障害デビューから5連勝を飾るなど一躍トップホースとなり、阪神障害ステークス3連覇・中山大障害春秋連覇など輝かしい成績を収めた。因みに、障害戦12戦10勝・2着2回の好成績故に斤量を背負わされるのを嫌ったのか、1982年秋は久し振りの平地競争に挑戦。結果は、決め手不足もあって京都大賞典は10着(優勝・メジロカーラ)、天皇賞(秋)は8着(優勝・メジロティターン)と惨敗。面白い事に、勝ち馬は共にメジロアサマ産駒であった。
その後も、1982年中山大障害(秋)を含む5戦4勝・4着1回と好走する。しかし、1984年4月8日中山大障害(春)で同レース3勝目を狙った際、水濠障害で後肢を骨折。予後不良となった。障害馬にも関わらず跳躍は下手な方であったが、賢兄愚弟を払拭するべく頑張って来た障害戦18戦目の悲劇であった。
[編集] 競走成績
1979年(3戦0勝)
1980年(12戦2勝)
1981年(7戦5勝)
- 阪神障害ステークス(春) 阪神障害ステークス(秋)
1982年(8戦6勝)-最優秀障害馬
- 中山大障害(春) 中山大障害(秋) 阪神障害ステークス(春)
1983年(2戦1勝)
1984年(2戦1勝)
[編集] 血統表
キングスポイントの血統 (ナスルーラ系/アウトブリード) | |||
父
*コントライト Contrite 1968 鹿毛 |
Never Say Die 1951 栗毛 |
Nasrullah | Nearco |
Mumtaz Begum | |||
Singing Grass | War Admiral | ||
Borealle | |||
Pentience 1961 鹿毛 |
Petition | Fair Trial | |
Art Paper | |||
Bootless | The Cobbler | ||
Careless Nora | |||
母
ワカクモ 1963 鹿毛 |
*カバーラップ二世(セイカン) Cover Up II 1952 黒鹿毛 |
Cover Up | Alibhai |
Bel Amour | |||
Betty Martin | Hollyrood | ||
Rhoda F. | |||
丘高(クモワカ) 1948 鹿毛 |
*セフト | Tetratema | |
Voleuse | |||
月丘(エレギヤラトマス) | Sir Gallahad | ||
星若 F-No.3 |
カテゴリ: 1977年生 (競走馬) | 1984年没 | 障害馬及び障害戦出走経験馬 | サラブレッド | 日本生産の競走馬 | 日本調教の競走馬