キャニオンロマン
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| 性別 | 牡 |
|---|---|
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 品種 | サラブレッド |
| 生誕 | 1994年4月22日 |
| 死没 | （現役競走馬） |
| 父 | ブレイヴェストローマン |
| 母 | ミスファピー |
| 生産 | 谷川牧場 |
| 生国 | 日本（北海道浦河町） |
| 馬主 | 谷川弘一郎 |
| 調教師 | 飯野貞次（大井） → 北川数男（北海道） → 飯野貞次（大井） → 米川伸也（北海道） → 若松平（北海道） |
| 競走成績 | 地方21戦10勝 |
| 獲得賞金 | 146,440,000円 （2006年7月5日現在） |
キャニオンロマンは日本の競走馬。南関東公営競馬で活躍した後、2度の引退を経てホッカイドウ競馬で現役を続けている。
目次 |
[編集] 概要
[編集] デビューから最初の引退
浦河町の谷川牧場で生まれたキャニオンロマンは、幼少時の怪我が元で競走馬としてのデビューを期待されず、高速輸送船の実験馬として使われたり、地元の草競馬に出走などしていたという。そののち体質が上向き、晴れて競走馬となった。
1996年12月大井競馬場にて旧3歳でデビューすると勝利を収め、年が明けて次のレースも勝って重賞の京浜盃（大井競馬場）に出走する。 3番人気だったが出遅れから大外を回りながらも直線一気に追い込んで勝ち、その勝ちっ振りから一気に南関東三冠路線の主役となった。
三冠緒戦の羽田盃は大本命となり、今度は危なげない勝ち方で吉井竜一騎手はゴール前で派手なガッツポーズを見せ、5戦5勝とした。しかしレース後に故障が判明。残りの二冠も棒に振り、以後は脚部不安との闘いに明け暮れる。
羽田盃から約1年半後の1998年12月、東京大賞典で復帰するも10着と初の敗戦となった。年が明けて次のレースも4着だったが、その後オープン、フロンティアスプリント盃（現在は廃止されている重賞）と連勝するも、その次のレースで13着に敗れ、再び長期休養に入った。
2000年11月、約1年半振りに復帰。長期休養のため南関東競馬の出走資格を失っていたのでホッカイドウ競馬で1走（6着）し、再び南関東に戻ったものの3戦して6,2,13着（いずれも重賞）と勝利には至らず、2001年4月のレースを最後に引退、一度は種牡馬登録された。
しかし検査の結果、精虫数が他の馬よりも大幅に低いことが判明、種牡馬になることはできなかった。
[編集] 現役復帰から2度目の引退
中央競馬では一度引退した馬が復帰することはできないが、地方競馬では認められており、故郷の牧場で余生を送っていたキャニオンロマンも状態が戻ってきたことから、競走馬として現役復帰することとなった。
今度はホッカイドウ競馬で走ることになり、引退から2年以上経った2003年8月、旭川競馬場で再び競馬ファンの前に姿を見せると、南関東に比べレベル的に劣るとはいえ、いきなりオープン特別で2着した。次のオープン特別を勝ち、約4年半振りの勝利を挙げると、オープン特別を3連勝と活躍、2004年7月の星雲賞（重賞）3着を最後に再び引退した。
[編集] 2度目の現役復帰から現在
再び故郷の牧場で余生を送っていたキャニオンロマンであったが、2006年オーナーサイドから「不振のホッカイドウ競馬を盛り上げるため」（おそらく体調も良くなったのであろう）、またも現役復帰が発表され、キャリアわずか20戦とはいえ既に12歳になっていたが、6月8日のオープン特別（札幌競馬場）で約2年振りに復帰、5着とした。以降はオープン特別で堅実な走りを見せている。
現在管理している若松平調教師は過去に13歳でホッカイドウ競馬の重賞を勝ったオースミダイナーを手がけたことでも知られる。
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