オースミダイナー
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1988年4月17日 |
父 | ギャロップダイナ |
母 | タケノパール |
生産 | 武岡牧場 |
生国 | 日本(北海道静内町) |
馬主 | 山路秀則 |
調教師 | 小林稔(栗東) → 若松平(北海道) |
競走成績 | 48戦21勝 |
獲得賞金 | 1億8909万4,000円 |
オースミダイナー(1988年4月17日 - )は、内国産サラブレッドで鹿毛の牡馬。中央8戦5勝、地方40戦16勝。
父ギャロップダイナは天皇賞・秋、安田記念など中央40戦10勝、仏2戦未勝利。母タケノパールは中央12戦3勝。近親にリーゼングロス、タケノベルベット。母の父ミンシオFR。北海道静内郡静内町の武岡牧場生産。
[編集] 中央競馬時代
「ナリタ」「オースミ」の冠号で知られる山路秀則の所有馬としてJRA栗東の小林稔厩舎に入厩。1991年4月阪神競馬場の4歳未出走戦でデビューして1着。その後1992年10月の900万下条件戦(京都競馬場)1着まで休み休み走り6戦5勝とするが、脚部不安のためホッカイドウ競馬の若松平厩舎に移籍。
[編集] ホッカイドウ競馬時代
2年のブランクを経て1994年11月旭川競馬場のA級特別で復帰戦を優勝。その後も慎重に使われながら道営の一流馬として実に長く活躍、1996年には赤レンガ記念(帯広競馬場)を数え9歳にして重賞初制覇。1998年には道営の定年である数え10歳のシーズンを終え、従前のルールであれば引退を余儀なくされるはずであったが、関係者やファンの強い要望もあって定年制が撤廃、現役続行となった(ホッカイドウ競馬全体の在籍馬数の減少により、定年制の必要性が薄れたことも背景にある)。
数え13歳となった2000年は、シーズン緒戦の瑞穂賞(札幌競馬場)を勝ってこの重賞を4連覇、その勢いで臨んだ6月の交流重賞GIII北海道スプリントカップ(札幌)では8番人気ながら中央他地区勢を破り、交流重賞の最高齢優勝記録を大きく塗り替えた。鞍上は藤倉寛幸騎手。馬齢表記が国際表記に改められた2001年(13歳=現表記)も重賞のエトワール賞(旭川)を優勝し、地方重賞の最高齢記録を更に伸ばしたが、同年11月の道営記念(門別競馬場)13着を最後にとうとう引退。昭和生まれとしては最長であろう平成13年まで走り抜き、道営で延べ10重賞を制した。
[編集] 現在
2003年に北海道沙流郡門別町の白井牧場で種牡馬入り。現在は北海道沙流郡平取町の清水牧場にて繋養中。初年度産駒は2006年デビュー予定。
オースミダイナーの血統 ノーザンダンサー系/4代内アウトブリード | |||
父
ギャロップダイナ 1980 鹿毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Lady Victoria | Victoria Park | ||
Lady Angela | |||
アスコットラップ 1976 鹿毛 |
*エルセンタウロ El Centauro |
Sideral | |
Planetaria | |||
*ディープディーン Deepdene |
Bold Ruler | ||
High Bid | |||
母
タケノパール 1972 黒鹿毛 |
*ミンシオ Mincio 1957 鹿毛 |
Relic | War Relic |
Bridal Colors | |||
Merise | Le Pacha | ||
Miraflore | |||
*ラダンスーズ La Danseuse 1964 鹿毛 |
Le Levanstell | Le Lavandou | |
Stella's Sister | |||
Star Dancer | Arctic Star | ||
Dancing Time F-No. |
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