カリーニン

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カリーニン(ロシア語:Калинин；Kalinin)

1. ミハイール・カリーニン。ロシア帝国の革命家でソ連の政治家。
2. コンスタンチーン・カリーニン。ソ連の航空機設計者。
3. トヴェリ市の旧称で、上記ミハイール・カリーニンに因んで名付けられた。
4. カリーニン設計局は、ソ連の航空機メーカーのひとつで、上記コンスタンチーン・カリーニンが創設。以下、このページで扱う。

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カリーニン設計局(ロシア語:КБ Калининаカーベー・カリーニナ)は、ソ連の航空機設計者コンスタンチーン・アレクセーエヴィチ・カリーニン(Константин Алексеевич Калинин、1889年 - 1938年)の開設した航空機設計局。局は、ウクライナ社会主義ソヴィエト共和国(現在のウクライナ)東部の都市で当時は同国の首都であったハリコフ(ハルキウ)に置かれた。

[編集] 概要

ロシア内戦に赤軍のパイロットとして参加したカリーニンは、戦後の1923年からキエフの工場で航空機の製作作業に着手した。1926年にはハリコフで自身の設計局を開設した。この設計局では、カリーニンによって20種類もの航空機が設計された。それらの機体は当時としては大型のものが多く、旅客機や爆撃機として使用されたものが多かった。しかし、不幸なことにカリーニンは1938年、自作航空機の試験飛行中に事故死した。最後の製作機となったK-12 "ジャール・プチーツァ"は、量産態勢に入っていたにも拘らず生産の中止が申し渡された。その後、1940年にヨシフ・スターリンの命により設計局は閉鎖された。

[編集] 主な開発機

※()内は初飛行の年

• AK-1(АК-1) - 軽多目的機(1924年)
• K-1(К-1) - 旅客機(1925年)
• K-2(К-2) - 旅客機(1927年)
• K-3(К-3) - 救急機(1927年)
• K-4(К-4) - 多目的輸送機(1928年)
• K-5(К-5) - 旅客機(1929年)
• K-7(К-7) - 重爆撃機(1933年)
• VS-2 "ジャール・プチーツァ"「火の鳥」(ВС-2 "Жар-птица") - 試作爆撃機(K-12の試作名称)
• K-12 "ジャール・プチーツァ"「火の鳥」(К-12 "Жар-птица") - 爆撃機(1936年)

[編集] 関連項目

• 設計局