オルチン

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オルチン（正式名称「オルトレ・イ・チンクワンタ」）は、フジテレビ系列で放送されていた朝の情報番組であった。

[編集] 放送期間

1993年10月～1994年3月（後継番組はめざましテレビ）

[編集] 放送時間

月曜～金曜／午前5時45分～6時30分

[編集] 司会者

車だん吉
平松あゆみ（当時：フジテレビアナウンサー、平松が体調不良の時は、河野景子や八木亜希子などがピンチヒッターを務めていた。）

[編集] この番組の大きな特徴

そもそも開始当初の番組タイトル「オルトレ・イ・チンクワンタ」とはイタリア語で「50歳以上」という意味であり、人生の再スタートは50歳からということで、本番中の出演者・ゲスト・番組スタッフ全員が、オルチン年齢（但し、原則として、50歳を0歳とし、それ以下はマイナスで表示）の名札を付けていた。ちなみに司会の車だん吉の番組開始当時のオルチン年齢は0歳。

高齢者を対象にしたコンセプトの番組であった事から、番組に応募した高齢者が自ら自慢のネタを番組で披露したり、番組の主催で高齢者が参加のスポーツ大会が開催されたりなどの明るい話題もあれば、つい先日まで番組に元気な姿で出演していた高齢者の突然の訃報が番組内で報じられたりなどの悲しい話題が有ったりなど、波乱万丈な高齢者を対象にして放送されていた。

番組タイトルの「オルチン」の「チン」の言葉が、日本語的に下ネタ的な言葉となる事から、司会の車だん吉が、時折ユーモア的な要素を盛り込む目的で「チン」の言葉を強調していたり、番組内でも下ネタ色の強いシーンやコーナーも盛り込まれていたりなど、本来の視聴者のターゲットであった高齢者よりも、一部のマニアックな若年層たちからの支持を集め、実際は、回を重ねるごとにつれて若者向けバラエティ番組と化していた。

「オルチン」終了後の後継番組である「めざましテレビ」で例えるなら、「元気のミナもと」「早耳トレンドNo.1」「めざまし調査隊」の原型にあたるコーナーと天気予報のコーナーを先取っていた番組でもあった。