インテグラルタンク
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インテグラルタンクとは航空機における燃料タンクの形式のひとつ。主翼や胴体内の一部をシーラントにより水密として、構造部材そのものを燃料タンクとして利用するもの。別のタンクを必要とせず機体重量を軽減できるため、現代の多くの機体が採用している。
インテグラルタイプでない燃料タンクとしては、金属製のタンクや、ゴムの袋であるブラダタンクがある。
[編集] 使用例
日本海軍の攻撃機、一式陸上攻撃機はインテグラルタンクにより、双発機としては絶大な航続力を得るようになった。ただし、被弾時に火災を起こしやすいため、一式陸上攻撃機においても最終型では撤去された。
この方式は当時の軍用機には向かないものであって、一式陸上攻撃機などの軍用機にこれを装備したことは、日本海軍航空機の汚点としてたびたび取り上げられるものである。なお、他に日本軍がこのタイプの燃料タンクを採用した機体には、試験機であるA-26がある。