アルタイ語
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アルタイ語 Алтай тили [Altai tili] |
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話される国 | ロシア連邦アルタイ共和国、ロシア連邦アルタイ地方 |
地域 | アジア中央部 |
話者数 | 約5万人 |
順位 | |
言語系統 | アルタイ語族 テュルク語派 |
公的地位 | |
公用語 | ロシア連邦アルタイ共和国、ロシア連邦アルタイ地方 |
統制機関 | |
言語コード | |
ISO 639-1 | |
ISO 639-2 | tut |
ISO/DIS 639-3 | |
SIL | {{{sil}}} |
アルタイ語(Алтай тили, Altai tili)はテュルク諸語に属する言語。トゥバ語、 ハカス語、 ショル語とともに北東語群(北語群)に分類される。ロシア連邦アルタイ共和国と アルタイ地方に住むテュルク人の間で、約5万人によって話されている。
目次 |
[編集] 方言
アルタイ語は大きく北部方言群と南部方言群の2つのグループにわけられる。北部方言群は3つの方言、すなわちクマンドゥ方言、クー・キジ方言(チャルカン方言、レベド方言とも)、トゥバ方言があり、南部方言も3つ、アルタイ・キジ方言、テレンギット方言、テレングット方言(テレウト方言とも)に分けられている。共和国の標準語はこのうち南部方言群のアルタイ・キジ方言を基盤としてとして作られた。文語は19世紀後半から存在したが、1928年にラテン文字を採用した正書法が決められ、その後1938年にキリル文字に改定された。尚アルタイ語の音価を表記するため、ロシア語で使われる33文字にЈ、Ö、Ÿ、Ӱの4文字が追加された。
[編集] 文法
アルタイ諸言語に共通の特徴として、SOV(主語-目的語-動詞)の語順を取ること、文法関係を名詞の格や動詞の活用を示す語尾(接尾辞)を語幹末に付着させて示す膠着語であることなど日本語とよく似た類型をもち、母音調和の現象が見られる。接尾辞は6種、主格(接尾辞はない)、対格(~を:-ni/-ny)、属格(~の:-ning/-nyng)、与格(~へ、~に:-ga/-ge)、位格(~で:-da/-de)、奪格(~から:-dang/-deng)。
[編集] 母音
大文字 | 小文字 | 転写例(ラテン文字表記とカナによる類似音) | |
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А | а | a | ア |
Е | е | ä | エ |
О | о | o | オ |
Ö | ö | ö | ウ |
У | у | u | ウ |
Ÿ | ÿ | ü | ユ |
Ы | ы | y | ウ |
И | и | i | イ |
アルタイ語の母音体系の基本となる短母音音素は8つある。
長母音を表記するための専用の文字はなく、母音字を二つ重ねることでこれを表記する。 二重母音はなく、半母音й をともなったアイaй、エイeйなどがある。
母音調和はа、ы、о、уの4つの後舌母音とе、и、ö、üの4つの前舌母音。