やきそばできました。
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やきそばできました。とは、日清食品が2003年2月から販売している北海道限定販売のカップ焼きそばである。通称やきでき。
日清食品のカップ焼きそばは「日清焼きそばUFO」が全国で大きなシェアを持っているが、唯一北海道だけ東洋水産の「やきそば弁当」にシェアを大きく奪われている。
その対抗馬として北海道民好みの味付けと、「やきそば弁当」同様の中華スープを付けた北海道限定品「やきそばできました。」を販売し、北海道内では「焼きそばUFO」と共に日清食品の二枚看板になっている。発売開始前にはさっぽろ雪まつりで大々的にサンプリング配布を行うなど積極的なプロモーションも展開した。
やきそば弁当と異なる点は「バリエーションが一般的な普通サイズのみ」「カヤク(具材)がチキンメンチに対して豚肉を使用」「ソースがあっさり目に作られている」点である。2005年4月4日の商品リニューアルでソースが「焦がし旨ソース」に、中華スープはワカメ入りに代わった。
バリエーションとして2005年10月頃より羊肉が入った「ジンギスカン風味」が、2006年2月頃からは利尻昆布を使った「海鮮うましお味」が発売されている。これらには中華スープは付かない。
CMは発売当初、道内の大学生に試食させて出たコメントを流していたが、その後華原朋美を経て現在は安田顕、森崎博之、音尾琢真の3人が出演中。名曲「好きですサッポロ」の歌で「好きですやきでき、好きですアレよりも」と歌わせるなど「やきそば弁当」を強く意識したものとなっている。(華原は日清焼きそばのCMにも2005年から出演している)
「やきそばできました。」が発売される前、短い時期ではあったが「日清焼きそばUFO」に、北海道・東北限定で中華スープの元を付けて発売していた事があった。UFOの「ターボ湯きり」と呼ばれる広い湯切り口からカップにゆで汁を注ぐのは至難の業であった。