あそ型巡視船
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あそ型巡視船(あそがたじゅんしせん)とは、海上保安庁の高速高機能大型巡視船の一種である。分類上はPL型巡視船で、船形は1,000トン型。
2001年12月に発生した九州南西海域工作船事件で沈没した工作船の船内から発見されたRPG-7、携帯型対空ミサイル、重機関銃などを考慮し、これらを上回る射程を確保できる射撃管制装置(FCS)付き40mm機関砲搭載の高速船として設計された。また、船体は防弾構造となっており、機関銃程度の攻撃であればある程度耐えられるよう設計されている。
船橋後部の舷側には夜間でも使用可能な停船命令等表示装置を装備している。
目次 |
[編集] 要目
- 総トン数: 770トン
- 全長: 77 m
- 全幅: 10 m
- 深さ: 6 m
- 最高速力: 30ノット以上
- 機関: ウォータージェット 4基
- 赤外線捜索監視装置
- 武装 ボフォース40mm機関砲(FCS)
[編集] 同型船
- PL41 あそ 第七管区福岡海上保安部所属 就役:2005年3月15日
- PL42 でわ 第二管区秋田海上保安部所属 就役:2006年4月12日
- PL43 はくさん 第九管区金沢海上保安部所属 就役:2006年4月12日
※巡視船は配属変更に伴って名称を変更することがあるため、上記の名称・所属先は現時点でのものである。