2S5ギアツィント 152mm自走カノン砲
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2S5ギアツィント 152mm 自走カノン砲 |
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性能諸元 | |
全長 | 8.33 m |
車体長 | m |
全幅 | 3.25 m |
全高 | 2.76 m |
重量 | 28.2 t |
懸架方式 | |
速度 | 63 km/h |
行動距離 | 500 km |
主砲 | 2A37カノン砲(52口径152mm) |
副武装 | 7.62mm機関銃PKT×1 |
装甲 | mm |
エンジン | V-59 4ストロークV型12気筒 液冷ディーゼル 520 馬力/2000 rpm |
乗員 | 5 名 |
2S5ギアツィント 152mm自走カノン砲は、ソビエト連邦の自走砲である。
[編集] 概要
2S5ギアツィント(ヒヤシンス)は1950年代に開発され、2S1と2S3の任務を補完するために1974年から量産に入った。
車体は2S3と同じくウラル運輸車両工場で共通シャーシとして計画されたものである。
車内配置は車体前部右にエンジン、左側に操縦席、中央から後部にかけて戦闘室になっている。
搭載砲は2A37カノン砲(52口径152mm)で車体後部に外装式に搭載している。砲の旋回角は左右15度ずつで、操砲は電動式だが緊急時は手動でも行う事が出来る。発射時には車体後部にある鋤鍬を降ろし車体を固定する必要がある。最大射程は他の2S1と2S3の射程不足を補うために開発されたので、28.5km(3OF-29 通常榴弾の場合)、ロケット噴進ブースター付き榴弾(3OF-59)の場合は37kmになる。車内には30発の砲弾が搭載されている。電動の半自動装填装置が搭載されており、発射速度は毎分5~6発である。通常の榴弾の他にも対コンクリート砲弾、核砲弾、化学砲弾も発射可能である。
本国以外にはほとんど輸出されていないが、旧東ドイツに輸出され、その車輌をフィンランドが再輸入している。
[編集] 関連項目
第二次世界大戦後のソ連・ロシアの装甲戦闘車両 | |||
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主力戦車 | |||
T-44 | T-54 | T-55 | T-62 | T-64 | T-72 | T-80 | T-90 | チョールヌィイ・オリョール | T-95 | |||
重戦車 | 水陸両用戦車 | ||
IS-3 | IS-4 | T-10 | PT-76 | ||
空挺戦車 | |||
BMD-1 | BMD-2 | BMD-3 | BMD-4 | ASU-57 | ASU-85 | 2S9ノーナ-S | |||
歩兵戦闘車 | |||
BMP-1 | BMP-2 | BMP-3 | BTR-T | BMP-T | |||
自走砲 | |||
2S1グヴォジーカ | 2S3アカーツィヤ | 2S5ギアツィント | 2S19MSTA | 2S25スプルート-SD | |||
自走式対空砲 | |||
ZSU-57-2 | ZSU-23-4シルカ | 2S6/2K22ツングースカ | |||
装甲兵員輸送車 | |||
BTR-152 | BTR-40 | BTR-50 | BTR-60 | BTR-70 | BTR-80 | BTR-D | MT-LB | |||
戦車一覧 |
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