2S1グヴォジーカ 122mm自走榴弾砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2S1グヴォジーカ 122mm 自走榴弾砲 |
|
---|---|
性能諸元 | |
全長 | 7.26 m |
車体長 | m |
全幅 | 2.85 m |
全高 | 2.732 m |
重量 | 15.7 t |
懸架方式 | |
速度 | 60 km/h(路上) 30 km/h(路外) 4.5 km/h(浮航) |
行動距離 | 500 km |
主砲 | 2A31榴弾砲(36口径122mm)×1 |
副武装 | |
装甲 | mm |
エンジン | YaMZ-238 4ストロークV型8気筒 液冷ディーゼル 300 馬力/2100 rpm |
乗員 | 4 名 |
2S1グヴォジーカ 122mm 自走榴弾砲(軍名称 SO-122)は、ソビエト連邦の自走砲である。なお本車と2S3がソ連軍初の本格的な自走榴弾砲である。
[編集] 概要
2S1グヴォジーカ(カーネーション)は1960年代半ばに開発が始められ1971年に配備が開始された。
車体はMT-LB 汎用装甲車を流用したもので浮航性が有り、車内配置は前部にエンジン、後部に砲塔及び戦闘室となっている。
搭載砲はD-30(2A18)牽引式榴弾砲(38口径122mm)を基にした2A31榴弾砲(36口径122mm)で車体後部に設置された360度旋回可能な密閉式砲塔に搭載している。最大射程は15.2km(OF-462 破片榴弾の場合)、近年レーザー誘導式のRAP(ロケットアシスト弾)であるキトロフ2も開発されたが、高価であるためあまり使用されてない。
車内には40発分の分離薬筒式の弾薬が搭載されている。装填は補助装置があるものの装填手2名によって手動で装填される。発射速度は車内の弾薬を使用した場合は毎分2発、車体後部から給弾した場合は毎分4発である。
2S1は1990年頃までに約1万両が生産され、本国以外にも旧ワルシャワ条約機構諸国や中東諸国などに輸出され、ポーランドやブルガリアではライセンス生産が行われた。旧式化が進んでいるが未だに多数の国で現役である。
[編集] 関連項目
第二次世界大戦後のソ連・ロシアの装甲戦闘車両 | |||
---|---|---|---|
主力戦車 | |||
T-44 | T-54 | T-55 | T-62 | T-64 | T-72 | T-80 | T-90 | チョールヌィイ・オリョール | T-95 | |||
重戦車 | 水陸両用戦車 | ||
IS-3 | IS-4 | T-10 | PT-76 | ||
空挺戦車 | |||
BMD-1 | BMD-2 | BMD-3 | BMD-4 | ASU-57 | ASU-85 | 2S9ノーナ-S | |||
歩兵戦闘車 | |||
BMP-1 | BMP-2 | BMP-3 | BTR-T | BMP-T | |||
自走砲 | |||
2S1グヴォジーカ | 2S3アカーツィヤ | 2S5ギアツィント | 2S19MSTA | 2S25スプルート-SD | |||
自走式対空砲 | |||
ZSU-57-2 | ZSU-23-4シルカ | 2S6/2K22ツングースカ | |||
装甲兵員輸送車 | |||
BTR-152 | BTR-40 | BTR-50 | BTR-60 | BTR-70 | BTR-80 | BTR-D | MT-LB | |||
戦車一覧 |
この「2S1グヴォジーカ 122mm自走榴弾砲」は、武器・兵器に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
カテゴリ: 武器・兵器関連のスタブ | 自走砲