高槻駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高槻駅 | |||
---|---|---|---|
高槻駅(たかつきえき)は、大阪府高槻市白梅町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR京都線)の駅。
目次 |
[編集] 利用状況
一日あたりの乗車人員は平均60,726人(2003年度)で、西日本旅客鉄道の駅としては10番目に多い。
[編集] 駅構造
島式2面4線ホーム(12両編成対応)を持ち、改札口は橋上駅の中央口とホーム西端地下の西口の2カ所である。駅構内は7線となっており、外側線にはホームがなく、停車する列車は駅手前で内側線に入線する。下り外側本線の南側の線路は貨物列車や回送列車の待避線として使われている。改札機はJスルーカード・ICOCA・JR東日本のSuicaおよびスルッとKANSAIのPiTaPaに対応。
[編集] ホーム
6万人近くの乗車人員をまかなう駅にしてはホームは狭く、朝夕のラッシュ時は大変混雑する。
(北から南へ)
- ■上り内側本線 - 京都・草津・米原方面(新快速・快速・快速から変わる普通列車)
- ■上り内側副本線 - 京都方面(普通列車)
- ■下り内側副本線 - 新大阪・大阪・三ノ宮・宝塚方面(各駅停車)
- ■下り内側本線 - 新大阪・大阪・三ノ宮方面(新快速・快速)
[編集] 中央口
駅内コンビニである「ハートイン」、日本旅行「TiS」、マツモトキヨシ、神戸屋、ユニクロのほか、マネケン、ビアード・パパスイーツ、ミスタードーナツなどが出店するSweetPlazaなどのテナントが充実している。また、改札内には「デイリーイン」がある。また、駅舎北側のミスタードーナツ横にある南北連絡通路は地上駅当時にプラットホームへ行く通路の跡であり、ホームへ行く階段跡が切り欠きとして残っている。
[編集] 西口
常時1名以上の駅員が配置されているが、自動券売機と自動改札機のみのシンプルな構造である。改札口の手前にキヨスクがある。
[編集] バリアフリー
ホームと中央改札口の間にはエレベーター・上り下りエスカレーターが設置されている。 しかし、駅入口と改札口との間にはエレベーターがないので、車椅子利用者はペデストリアンデッキを移動してグリーンプラザ1号館またはアクトアモーレのエレベーターを使うことになる。 西口の自由通路の南北にはエレベーターがあるが、改札からホームへのエレベーターはない。
[編集] 駅周辺
北大阪地区随一の商業集積地である。
[編集] 中央口北出口ペデストリアンデッキ直結
-
- 「住宅棟」ローレルスクエア高槻(高層マンションイーストタワー28階建・ウェストタワー30階建)
- 「商業棟」1F~4Fアルプラザ高槻(平和堂高槻店)・5F~6Fシネマコンプレックス(TOHOシネマズ)
[編集] 中央口北出口
- JR高槻駅北バスターミナル
- 上宮天満宮
- 愛仁会高槻病院・リハビリテーション病院
[編集] 中央口南出口グリーンプラザ歩道橋直結
グリーンプラザ歩道橋には花時計があるが、よく悪戯される。その花時計は現在、スポンサーの募集を呼びかけている。
- グリーンプラザたかつき
-
- 1号館 ドトールコーヒーショップJR高槻南口店ほか
- 2号館 松坂屋高槻店
- 3号館 高槻市営バス案内所ほか
[編集] 中央口南出口
[編集] 西口
[編集] 鉄道施設
配置車両は網干総合車両所明石品質管理センターに移され、電留線のみ残っている
[編集] バスターミナル
高槻市内の拠点駅であり高槻市営バスを中心に多数のバスがこの駅を中心に発着している。 長距離バスは京阪バス・ケイビーバス共同運行便の新宿(西口)高速バスターミナル行き1往復のみだが、高槻市営バスの緑ヶ丘バス停から名神高槻BSまで徒歩3分程度であり、各方面へ行くことが可能である。
[編集] 北ターミナル
北口には高槻市営バスのみが発着している。 主にJRより北側へ向かう路線が発着している。
- 1番乗り場
- 上の口、原大橋
- 2番乗り場
- 緑ヶ丘、樫田方面、塚脇、下の口
- 3番のり場
- 寺谷町
- 4番乗り場
- 日吉台
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- JR富田駅、JR富田駅経由公団阿武山 奈佐原 萩谷
[編集] 南ターミナル
南口には高槻市営バスのほか京阪バス、阪急バス(深夜急行バスの降車扱いのみ)が乗り入れている。
主にJRより南側に向かう路線が発着している。
- 1番乗り場(京阪バス)
- 2番乗り場(以下高槻市営バス)
- 阪急富田駅、栄町、柱本団地
- 3番のり場
- 富田団地、車庫前
- 4番乗り場
- 北大塚、下田部団地、玉川橋団地
- 5番乗り場
- 六中前、前島、道鵜町
- 6番乗り場
- 上成合、川久保、梶原東、寺谷町(北口とは別経由)
- 番外(一般車両乗降場所)
- サンハイツ北口(東豊観光)
[編集] 高槻駅西口バス停
西口には元々高槻市営バスのみ乗り入れるバスターミナルがあった。主にJR富田駅経由や市西部地域へ向かう路線が発着していた。 現在は全てのバスが再開発事業終了に伴い北口バスターミナル発着となり、平安女学院大学、関西大学、JR富田駅、JR富田駅経由公団阿武山、奈佐原、萩谷 方面に乗車できる。 日吉台行きは経由変更により西口バス停を通らない。
かつての西ターミナルは(1番乗り場・日吉台)(2番乗り場・なし*過去に緑が丘・二中前経由循環)(3番乗り場・奈佐原、公団阿武山(JR富田駅経由))(4番乗り場・平安女学院大学、関西大学)
[編集] 駅歴史
京都~大阪~神戸間の鉄道が敷設された時、この高槻にあった高槻城の資材が運び出されたと言われている。そして大阪~向日町間が仮開業した際に、唯一の中間駅として設けられたのがこの高槻であった。
その後、1877年(明治10年)に京都までの延伸がなされるが、この時は全線が単線であった。そして高槻は大阪と京都のほぼ中間地点にあったことから、大阪駅と京都駅をほぼ同時に発車した列車が、この駅で交換を行ったと言われている。
- 1876年(明治9年)7月28日 開業。
- 1979年(昭和54年) 高槻駅南側再開発完成。グリーンプラザたかつき竣工。国鉄高槻駅南バスターミナルの供用開始。
- 1981年(昭和56年) 高槻駅北地区再開発事業準備組合が発足。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月 ダイヤ改正により新快速が一部停車(新快速は同時に221系化)。
- 1993年(平成5年) 高槻駅北地区再開発事業が「第一種市街地再開発事業」の都市計画に決定。
- 1997年(平成9年)3月 新快速が終日停車。
- 2004年(平成16年) 高槻駅北地区再開発事業が完了。総事業費は4020億円。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■東海道本線(JR京都線)
※山崎駅 - 高槻駅間に島本駅(仮称)が2008年春に開業の予定。