飯塚駅
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飯塚駅(いいづかえき)は、福岡県飯塚市菰田西1丁目1番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(福北ゆたか線)の駅である。以前は上山田線が分岐していた。
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[編集] 駅構造
相対式2面3線ホームを有する地上駅。駅東側と西側を結ぶ歩道橋が駅上を通る。
[編集] のりば
- 1番のりば:筑豊本線上り(直方・折尾方面)
- 2番のりば:筑豊本線下り(篠栗・博多方面)
- 3番のりば:筑豊本線上り・下り(直方・博多・原田方面)
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1893年(明治26年)7月3日- 筑豊興業鉄道(後年筑豊鉄道に改名)が開設
- 1895年(明治28年)4月5日- 筑豊鉄道により飯塚~臼井駅間開通(上山田線の前身)
- 1897年(明治30年)10月1日- 筑豊鉄道を九州鉄道(初代)に買収
- 1907年(明治40年)7月1日- 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管
- 1929年(昭和4年)12月7日- 筑前内野~原田駅間開通により筑豊本線若松~原田駅間、及び、上山田線飯塚~上山田駅間に分類制定される
- 1944年(昭和19年)6月1日- 新飯塚~飯塚駅間複線化
- 1987年(昭和62年)4月1日- 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
- 1988年(昭和63年)9月1日- 上山田線全線廃止
- 2001年(平成13年)10月6日- 筑豊本線東折尾~直方~桂川駅間電化開業
[編集] その他
朝晩には博多と直方を2往復する特急「かいおう」が停車する。尚1985年(昭和60年)まで筑豊本線経由の寝台特急「あかつき」が停車していたが筑豊本線経由の寝台特急列車が廃止された現在ではその面影は無い。
以前は山田方面に伸びる上山田線の起点だったが石炭産業衰退や山田市の人口減などが要因で上山田線は廃止された。廃止後バスが代替輸送を行ったが代替バスも2004年(平成16年)3月31日を以って廃止された。
筑豊炭田の盛衰が大きく運命が変えた駅の一つと言えるだろう。