上山田駅
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上山田駅(かみやまだえき)は、福岡県山田市(現・嘉麻市)上山田杉町1348番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅(廃駅)である。当駅は長らく上山田線の終着駅であったが、油須原線構想に基づく当駅から豊前川崎駅までの延伸が1966年に行われてからは中間駅となった。しかし、上山田駅を境にして輸送の需要が大きく違い、飯塚駅方面への列車は比較的多かったが、熊ヶ畑駅や豊前川崎駅までいく列車は少なかった。なお当駅は上山田線の廃止に伴い1988年9月1日に廃駅となった。
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[編集] 廃止時の構造
- 山田市の中心駅であった。
- 上山田線の中心的な駅であった。
- 事実上の漆生線との接続駅であった。
- 直営駅であった。
- 立派な駅舎があった。
- かつては石炭の積み出し駅であった。
- 筑豊本線の終着駅だったことがある。
- 上山田線最終日まで売店(キヨスク)が営業していた。
[編集] 駅周辺
- 山田市役所
- 大法山
- 福岡県立山田高等学校
- 山田市立山田中学校
- 山田市立上山田小学校
- 山田市立大橋小学校
- 日本赤十字社筑前山田病院
[編集] 歴史
- 1898年2月8日 九州鉄道の駅として開業。
- 1907年7月 九州鉄道の国有化に伴い日本国有鉄道の駅となる。
- 1909年10月 若松駅-上山田駅が筑豊本線とされ、同線の駅となる。
- 1929年12月 飯塚駅-上山田駅を上山田線として筑豊本線から分離。それにともない当駅も同線の駅となる。
- 1966年3月10日 当駅から豊前川崎駅まで上山田線が延長され、中間駅となる。また、漆生線が漆生駅から下山田駅まで開通し、事実上の同線との接続駅となる。
- 1980年3月 貨物扱い廃止。
- 1986年4月1日 漆生線廃止。
- 1987年 日本国有鉄道から九州旅客鉃道に承継される。
- 1988年9月1日 上山田線廃止に伴い廃駅となる。
[編集] 現在
廃駅後、1999年まで嘉穂交通山田支社が置かれ、代替バスが配置されていた。 現在では山田生涯学習館・図書館となっている。