雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!
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雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!(あめあがりけっしたいのとーくばんぐみ あめとーーく!)は、テレビ朝日系列局で毎週木曜日23:15~24:10(一部の地域を除く)に放送されているバラエティトーク番組。2003年4月7日放送開始タイトルの通り、雨上がり決死隊が司会を務める。通称アメトーーク。
2003年4月から2006年10月までは放送時間が毎週月曜日24:15~24:45であり、タイトルも「アメトーク!」だった。タイトルに長音符が一本追加されたのは、宮迫によると「放送時間が2倍になったから(木曜昇格一回目の放送時にて。厳密には25分拡大)」と言う理由である。
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[編集] 概要
雨上がり決死隊のデビュー15年目にして初めての冠番組。まず2002年10月3日に単発スペシャル番組「苦節14年 初冠特別番組 雨上がり決死隊!!」が放送。この時既にゲストを迎えてのトークというスタイルが出来上がっていた。その後同様に単発で2度(同年12月7日、2003年3月24日)放送され、2003年4月7日から晴れて「アメトーク!」としてレギュラー番組化された。
当初はお笑い芸人だけでなく、アイドル・俳優など様々なジャンルのゲストをスタジオに招いてきたが、2004年後半ごろから「所属事務所が同じ」など共通する特徴を持つ人気若手芸人数組を一度にゲストに招くようになり、主にお笑いファンの視聴者をターゲットにした番組となっている。またテレビ朝日の新ドラマに出演する俳優がゲストに登場する場合もある。
ゲストによっては放送を2回にまたぐこともあり、さらに先週のゲスト未放送分 → 今週のゲスト登場 → そのまま次週に続く、というパターンも多い。
また、番組内容も、純粋にスタジオトークを行う場合もあれば、外へロケに出たり、ぼんちおさむがゲストに来た回では、放送時間を丸々「おさむちゃんで~す」の溜めに使ったりと、トークを軸として柔軟な企画を展開している(後述の山崎邦正出演のエンディングもその一環)。55分番組に昇格した後は、映像を流したり、外へロケに出たりすることも多くなっている。
テレビ朝日本社内の売店テレビ朝日ショップと番組ホームページでは、番組のタイトルロゴをかたどったグッズを販売している。また番組の観覧に来た客にロゴ入りキャップをプレゼントしており、放送中に映る観客席の中にキャップを被っている人が何人か見られる。
[編集] 常連ゲスト
- 最多出場ゲスト。ものまね芸人シリーズの回に必ず登場する。
- 松村同様ものまねの回に登場。大抵は武藤敬司のまねをしたままトークに参加する。
- 「竜兵会」や「雛壇芸人の会」など出演多数。自ら企画・プレゼンした「元コンビ芸人の会」「ガンダム芸人の会」が採用・放送された。なお「ガンダム芸人の会」では蛍原徹に代わってMCも担当した。
- 1回目は単独で、2回目はレイザーラモンHGとの競演。3回目(2005年年末SP)では隔離された個室内で、目前に置かれた定点カメラの前で即興ものまねを披露。あまりに好評だったため、2006年9月2日放送のスペシャルでもものまねを披露した。
- 半年に1回のペースで出演していたが、他局の裏番組にレギュラー出演してからは同番組から遠ざかっている。2006年11月28日放送の「アン・スリー(アンジャッシュとアンガールズとの共演)」で1年半ぶりに(木曜ネオバラエティ枠でも2ヶ月ぶり)出演。
以上のほか、2005年頃まで山崎邦正が不定期にエンディングコーナーに登場していた。第77回(2005年1月17日放送)では、山崎が番組出演を賭け雨上がりとの10番勝負を行い勝利。ご褒美に「山崎邦正のトーク番組 ヤマトーク!」と題し、番組をジャックさせてもらった。
[編集] 主な企画
- ○○ファミリー
- いわゆるリアクション芸人御三家が集結した回。元々ダチョウ倶楽部が熱湯風呂などのリアクションを自ら実践・解説した回が好評で、その続編ともいえる。スタジオではリアクション芸人の分析やテクニックを話すことに重きを置き、リアクションの実演は行わなかった。
- これまで30分枠時代に2回、1時間枠になってから1回放映され「モノマネ軍団」とともに名物企画となりつつある。メガネ芸人ならではのエピソードを語る。
- 「メガネを外すのは裸になるのと同じ」というポリシーを持っているため、他人のメガネとの交換などでメガネを外す時は全員で顔を隠すのがお約束となっている。
- 1時間枠で放送されたときはスペシャルゲストとして時東ぁみ、大木凡人、矢崎滋、仲本工事が登場した。
- 芸能界でもファンの多いタブレット菓子フリスク好きの芸能人が集まってのトーク。放送終了後、日本の販売会社カネボウフーズから大量のフリスクが贈られてきた。
- バラエティ番組の雛壇の後列に座る芸人で構成された回。実際前列の席にタレント(石田純一・柴田理恵ら)の写真パネルを置き、番組内で大御所の話に後ろから割って入る高等テクニックなどを話し合った。反響は大きく、他のメディアでも取り上げられるほど。品川の持ち込み企画である。
- プレゼン大会
- 2006年7月に放送。芸人に自分の持ち込み企画をプレゼンしてもらう回。好評であれば企画が実現する。放送後はホームページで一般投票を行う。しかし、この投票結果が直接企画実現になるわけではなく、あくまで参考程度であるという。以下に実現した主な企画を紹介する。
- 有吉の持ち込み企画。ブレイク中の思い出話やブームが去った後の生活などをあるあるネタ形式で語り合った。
- 後半は各々当時のネタを披露したが、すでにコンビが解散している有吉は猿岩石のデビュー曲『白い雲のように』を歌った。
- 児嶋の持ち込み企画。これといったキャラもギャグもない芸人のつらさを語り合う。バナナマン・設楽とペナルティ・ヒデは相方のイメージが強すぎ、アンジャッシュ・児島はキャラクター性の薄いコントを持ちネタとしているため、バラエティ番組での立ち位置が見つかっていない。それぞれと自分の名前と相方の写真が入ったネームプレートをつけて登場した(ちなみにヒデのネームプレートには、名前がカタカナであるにもかかわらず「ひで」と振り仮名が振られていた)。なぜか「~するつらさ。」が決め台詞となっている。
- プレゼン大会のネット投票で44344件とダントツの票数を獲得した土田の持ち込み企画。メンバーに加え、同じくガンダムファンである宮迫もガンダムの名場面やガンダムから受けた影響を熱く語った。アムロ・レイのものまねでおなじみになった若井おさむも登場。
[編集] BGM
- オープニングテーマ:ビート・シェリー「テレフォン・オペレーター」
- エンディングテーマ:ザ・ナック「マイ・シャローナ」
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- 番組中、とくにMCの宮迫・蛍原が話題を変える際、さまざまな洋楽のヒットナンバーがBGMとして使われている。
[編集] ネット局
- 雨上がり決死隊の出身地である関西圏のABCテレビでは開始から1年間ネットされていなかった。30分番組時代は毎週土曜日24:30-25:00だった。現在は毎週木曜日(日付は金曜日)24:29-25:24に放送されている。
- また東海圏のメ~テレでは自社製作バラエティ番組ラブちぇんが放送しているため、毎週木曜日(日付は金曜日)24:48-25:43に放送される。ちなみに30分番組時代は毎週金曜日23:17-23:47に放送されていた。
- 30分番組時代はネットは少なく、90分SP版のみほぼ全国ネットで放送されていた。実は過去2度程90分版バージョンで現在の枠で放送された事があった。その時もABC、メ~テレ、瀬戸内海放送(23:20開始だった)は時差ネットだった。
[編集] スタッフ
- ナレーター : 佐藤賢治
- 構成 : そーたに、中野俊成、渡辺鐘、町田裕章、岩本哲也
- カメラ:辻稔
- 音声:山本賢
- 照明:桑原則幸
- 美術 : 高原篤
- セットデザイン : 前田香織
- 美術進行 : 遠藤ゆか
- CG : 横井勝
- VTR編集 : 若山広明、長谷川一彦
- MA : 首藤英一郎
- 音効 : 栗田勇児
- AP : 安孫子みどり、鈴木雅彦
- ディレクター : 高安義則、山田直樹、尾形了
- 演出・プロデューサー : 加地倫三
- チーフプロデューサー : 板橋順二
- 技術協力 : スウィッシュジャパン、テレテック、TSP
[編集] 関連項目
- 番組初のゴールデンタイム放送枠。2006年9月2日に「アメトークお笑い祭り 1クールのレギュラーより1回の伝説SP!!」として放送。
[編集] 外部リンク
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