逆流 (アルバム)
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逆流 | ||
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長渕剛 の アルバム | ||
リリース | 1979年11月5日 1985年11月1日(再発) 2006年2月8日(再発) |
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録音 | - (一口坂 STUDIO) (伊豆 POLYDOR STUDIO) (EPICURUS STUDIO) |
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ジャンル | ポピュラー | |
時間 | 41分13秒 | |
レーベル | 東芝EMI/エキスプレス | |
チャート順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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長渕剛 年表 | ||
風は南から (1979年) |
逆流 (1979年) |
乾杯 (1980年) |
逆流(ぎゃくりゅう)は日本のミュージシャン、長渕剛の2枚目のオリジナルアルバム、およびアルバムの10曲目に収録されている楽曲である。
アルバムは1979年11月5日に東芝EMI/エキスプレスよりリリースされた。
その後、1985年11月1日にCD化されて再リリースされた。また、2006年2月8日には24ビット・デジタル・リマスタリング化されて再リリースされている。
前作に引き続き、フォークソングを基調としたアルバムであるが、シングルカットされ大ヒットした『順子』を収録、さらに、長渕流フォークを完遂するための宣言とも取れる『逆流』が収められている。
目次 |
[編集] 解説
ファンの間でも根強い人気を誇る、長渕剛のセカンドアルバム。先行シングルとして『祈り』がリリースされており、今でもかなり評価の高い楽曲ではあるが、ライブで歌われることはあまりない。
一番の注目点としてはやはり、翌1980年にシングルカットされる『順子』が収録されていることであろう。この歌での大ブレイクにより、彼が一躍トップアーティストの仲間入りを果たす切っ掛けになったのであるから。因みに、後々アレンジャーやサウンドプロデューサーとして名を馳せる瀬尾一三や笛吹利明の参加もこのアルバムからである。
この他の収録曲では、『素顔』、『ひざまくら』、タイトルナンバーである『逆流』の評価が高いが、このアルバムの収録曲がライブで歌われるのは、実は意外にあまり多くない。
[編集] 収録曲
- 風は南から (4:23)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三)- 前アルバムのタイトルであるが、何故か同名の曲がこのアルバムに収録されている。
- 友への手紙 (4:34)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:石川鷹彦) - 順子 (4:12)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三)- 5枚目のシングルとしてリリースされた。当初はシングルでリリース予定はなかったが、有線放送で連続1位を獲得し、「シングルで発売してほしい」という声が殺到したため、シングルカットされ大ヒットした(94万枚)。シングル盤は若干ミックスが異なる。
- 素顔 (4:15)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:石川鷹彦)- 一時期のライブでは定番だった曲。
- 男は女が必要さ (3:33)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:石川鷹彦)- 歌詞中に登場する「ニール」とは、ニール・ヤングの事である。
- あんたとあたいは数え唄 (4:45)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三) - ひざまくら (3:54)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:石川鷹彦、長渕剛)- 主に初期のライブでしか演奏されなかった曲だが、近年またライブで演奏されるようになった。
- 祈り (4:15)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:佐藤準)- 3枚目のシングルとしてリリースされた。この曲の歌詞に「お前は一人空へ帰る」とあるが、これは実際に長渕剛が当時付き合っていた女性が自殺してしまったという実話を元に作られている。
- 初期の頃は割によくライブでの演奏があったようだが、今は殆どライブで耳にすることがない楽曲である。
- 酔待草(よいまちぐさ) (3:33)
(作詞:松本隆 / 作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三) - 逆流 (4:16)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三)- 歌詞からは、自分を馬鹿にした人達に対する挑戦や、自分自身をもっと強く持ちたいという意志を読み取ることが出来る。1988年にリリースされたセルフカヴァーアルバム『NEVER CHANGE』で再度レコーディングされているが、この方の評判は今ひとつ。
- 2004年8月の桜島オールナイトライブでは、初期のこのバージョンの方を演奏している。
[編集] 参加ミュージシャン
どの曲で、誰がどの楽器を演奏しているかの詳細な記述は、残念ながらされていない。ミュージシャン名から大体の推測は立つと思われるが、此処での掲載は割愛させて頂く。
- 石川鷹彦
- 瀬尾一三
- 佐藤準
- 長渕剛
- 笛吹利明
- 尾崎孝
- 武川雅寛
- 水谷公生
- 松原正樹
- 青山徹
- 後藤次利
- 武部秀明
- 岡沢茂
- 渋井博
- 田代マキ(田代真紀子→後に矢島マキ)
- 林立夫
- 島村英二
- 村上秀一
- 中島御
- 山根美也子
- ジャッキー(高橋香代子)
- 浜田良美
- TOMATO
- ジョーグループ
オリコン週間LPチャート第1位 1980年9月1日付 |
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前作: 田原俊彦 『田原俊彦』 |
長渕剛 『逆流』 |
次作: アリス 『ALICE VIII』 |
日本レコード大賞ベストアルバム賞受賞作品 | ||
前年度 1979年 第21回 アリス『栄光への脱出~武道館ライブ』 サザンオールスターズ『10ナンバーズ・からっと』 さだまさし『夢供養』 |
1980年 第22回 長渕剛『逆流』 YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』 山下達郎『ムーン・グロウ』 |
次年度 1981年 第23回 大滝詠一『A LONG VACATION』 松任谷由実『水の中のASIAへ』 オフコース『We are』 |
[編集] 外部リンク
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