第三京浜道路
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第三京浜道路(だいさんけいひんどうろ)は、東京都世田谷区の玉川ICを起点とし、神奈川県横浜市保土ケ谷区の保土ヶ谷ICを終点とする自動車専用道路で、国道466号に指定されている一般有料道路である。地域高規格道路。東日本高速道路が管理している。
国道466号(こくどう466ごう)は、東京都世田谷区(瀬田交差点)を起点とし、神奈川県横浜市保土ヶ谷区(保土ヶ谷IC)を終点とする一般国道である。 起点から玉川ICまでは東京都道311号環状八号線(環八通り)との重複、玉川IC以南は第三京浜道路である。当初は第三京浜道路部分が一般都県道東京野川横浜線として開通したが、1993年5月6日に瀬田交差点~玉川IC間と共に一般国道466号へ昇格した。
国道15号が第一京浜、国道1号が第二京浜と呼ばれており、東京と横浜を結ぶ第三の幹線道路として、この名称が付けられた。また、通行料が首都高速道路などと比べ廉価で気軽に利用できるため、貨物輸送やレジャー用途だけでなく、通勤など幅広い層に利用されている。
以下、注釈なき限り第三京浜道路について解説する。
目次 |
[編集] 概要
- 起点:東京都世田谷区上野毛一丁目
- 終点:神奈川県横浜市保土ケ谷区岡沢町
- 道路種別:一般国道466号
- 全長:16.6km
- 車線数:6車線(+ 路側帯有り)
- 償還完了予定:2036年6月27日
- 管理:東日本高速道路関東支社京浜管理事務所(港北IC)
- 制限速度:80km/h(下り線玉川ICから玉川料金所の対向部分までは、カーブがきついため部分的に60km/h)
- 料金(全線利用時):軽自動車等200円、普通車250円、中型車300円、大型車400円、特大車700円。ETCシステムは設置されているがETC割引は無い。
[編集] 歴史
- 1964年10月6日:玉川IC~京浜川崎IC間、開通。
- 1965年12月19日:全線開通。
- 1995年4月10日:都筑IC供用開始(都筑PA(上り線のみ)併設)。
- 2005年9月30日:国土交通省により、全国路線網(ネットワーク型)一般有料道路に指定される。
- 2005年10月1日:日本道路公団の民営化により、東日本高速道路所管路線となる。
[編集] インターチェンジなど
- 瀬田交差点(国道466号起点)
- 1 玉川IC
- TB 玉川料金所
- 2 京浜川崎IC
- 3 (野川IC:仮称)
- 4 都筑IC/PA(上り線のみ)併設
- 5 港北IC/(JCT:予定)(横浜環状北線:予定)(横浜環状北西線:構想)
- 6 羽沢IC(東京方向入口、横浜市主要地方道17号環状2号線)
- TB 保土ヶ谷料金所
- PA 保土ヶ谷PA(下り線のみ)
- JCT 保土ヶ谷JCT(横浜新道、首都高速道路神奈川2号三ツ沢線)
- 7 保土ヶ谷IC(国道1号、国道466号終点)
※本線の案内標識には、インターチェンジ番号は振られておらず空白となっている。
[編集] 料金の支払い構成
- チケット発行がない入口
- 下り方面での玉川IC及び、上り方面での保土ヶ谷IC、羽沢IC、三ツ沢出入口では、チケットを受け取らず、発券所、料金所もない。この為、出口料金所でそれぞれの始点から各出口までの利用として請求が行われる。
- チケット発行が有る入口
- 上り下り方面ともに、京浜川崎IC、(野川IC:仮称)、都筑IC、港北ICではチケットが発行され、入口から出口までの区間料金として請求される。京浜川崎ICから玉川ICに行く場合は料金所で料金を支払い、領収済みの通行券を受け取り玉川料金所でその領収済みの通行券を係員に渡す。
ETCを使用する場合は、自動的に精算される。
[編集] 通過区市町村
[編集] その他の京浜道路
[編集] 特記事項
- 京浜川崎IC~港北IC間を東急バスの新横溝口線が走行している。
- 港北IC~保土ヶ谷IC間を横浜市営バスの一般路線、95系統が走行している。
- 開通は1965年12月で東名高速道路よりも古く、関東圏で最初の自動車専用道路であった。(日本初は名神高速道路)
- 横浜プール路線に組み込まれている。