淡路駅
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淡路駅(あわじえき)は、大阪府大阪市東淀川区東淡路4丁目にある阪急電鉄の駅。
2012年の全線開通を目指したJR大阪外環状線の乗換え駅となる予定である。また、それにあわせて高架駅にもなる。高架化工事は2007年度着工予定。
淡路駅 | |||
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
待避設備を持つ島式2面4線の駅。河原町寄りの東西双方に改札が設けられており、各ホームは地下道で連絡している。
地下道を使用しての乗降・乗り換えが必然的な駅構造にも拘らず、昇降手段が階段のみでバリアフリー整備が乏しい駅だったが、2006年3月にエレベーターが完成し、利便性が向上した。
[編集] のりば
京都本線と千里線は進行方向毎にホームを共有している。
- 2号線 ■京都本線 京都(河原町)・高槻市・茨木市・嵐山方面/■千里線 北千里・山田・南千里方面
- 3号線 ■京都本線 京都(河原町)・高槻市・茨木市・嵐山方面/■千里線 北千里・山田・南千里方面
- 4号線 ■京都本線 大阪(梅田)・神戸・宝塚方面/■千里線 天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目方面
- 5号線 ■京都本線 大阪(梅田)・神戸・宝塚方面/■千里線 天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目方面
1号線ならびにそのホームは元々、淡路~十三間が十三線という支線であった時に存在していたが、十三~淡路間が京都本線になってからはホームがなくなり欠番となっている。欠番の理由のひとつに、欠番を是正すべくホームの号線をずらすと案内に混乱が生じることが挙げられる。また平面交差による進路ミスによる事故を防ぐためと言われている。
下り・上りともに駅構内手前で分岐点があるため、駅構内に入る速度は50km/h以内(または30km/h)で入ることになる。そのため特急、快速特急、通勤特急はほぼ徐行運転の状態で通過する。それに加え千里線と平面交差になっているのでダイヤ上の最大のネックとなっている。
現状では通過運転を行っても大した時間短縮にはならないと判断された為か、堺筋線乗り継ぎ利便性の向上も兼ねて2007年3月のダイヤ改正では同駅が特急停車駅に追加される事が決定された。
[編集] 駅周辺
- 淡路本町商店街
- 東淡路商店街
- 淀川キリスト教病院(徒歩7分)
- 大阪市立東淀川図書館
- 東淀川淡路郵便局
[編集] バス
あいバス
[編集] 歴史
- 1921年(大正10年)4月1日 北大阪電気鉄道十三~淡路~豊津間開通と同時に開業。
- 1923年(大正12年)4月1日 路線譲渡に伴い新京阪鉄道の駅となる。
- 1925年(大正14年)10月15日 天神橋(現・天神橋筋六丁目)~淡路間開業。
- 1928年(昭和3年)1月16日 淡路~高槻町(現・高槻市)間が開業。
- 1930年(昭和5年)9月15日 会社合併に伴い、京阪電気鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 会社合併に伴い京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 2012年(平成24年) JR大阪外環状線の連絡駅となる予定。
[編集] 新大阪連絡線構想
かつて阪急新大阪連絡線計画の一環として、阪急電鉄は当駅から新大阪駅に至る区間の免許を有していたが、当駅及び神戸本線神崎川駅から新大阪駅へ至る区間については、2002年12月6日に免許を失効させた。
ただ、地元住民からの新大阪アクセス改善要望が多かったため、阪急バスが2006年5月から淡路駅~新大阪駅の路線バスを運行している(参考)。
[編集] 隣の駅
- 千里線
- なお、当駅は行楽時に運転される京都本線の臨時特急「いい古都エクスプレス」の停車駅である。停車駅についてはこちらを参照のこと。