橋本健太郎
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橋本 健太郎(はしもと けんたろう 1980年4月28日生まれ) プロ野球・阪神タイガースに所属する投手。大阪府八尾市出身。右投げ右打ち。191cm、85kg。背番号は34。
191cmの長身から投げるストレートと鋭く落ちるチェンジアップ、スライダーを武器にセットアッパーとして活躍し、2005年の優勝にルーキーながら貢献。ジェフ・ウィリアムス(JFKの1人)によって桟原将司、江草仁貴の2人とともにSHEと命名される。
ファンからは「ハシケン」というニックネームで呼ばれることが多い。 小学3年の時に京都府綴喜郡田辺町(現・京田辺市)に転校。転校当時から学年トップの身長を誇っていた。同学年に同じ姓を持つ「橋本」と「健太郎」の名前を持つ人物がいた為、あだ名が「もっぴ」と呼ばれた。(地元の友人は「もっぴ」と呼ぶのが常識になっている。)
2006年3月、右肩腱板炎の診断を受け、ファームで調整していたが、8月16日の横浜戦に復帰し勝利をあげる。
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[編集] 来歴
- 高校は久御山高校に在学。甲子園の出場経験は無し。
- 大学は東北福祉大に在学。大学4年次に仙台六大学リーグで5勝をマーク。
- 大学卒業後は社会人野球へ。日本新薬に入社し2004年都市対抗野球でベスト8進出に貢献し、優秀選手賞を受賞した。
- 2004年 ドラフト4巡目で阪神に入団。
- 2005年4月1日 ヤクルトスワローズ戦(ルーキーイヤーのシーズン開幕戦)でプロ初登板。
- 2005年4月27日 中日ドラゴンズ戦で2番手で登板し、プロ初勝利を挙げた。しかし、その記念すべき1勝目のウイニングボールは鳥谷敬内野手が知らずにスタンドへ投げ入れてしまった。
- 2005年6月26日 読売ジャイアンツ戦で2番手で登板し、3イニングをパーフェクトに抑え、プロ初セーブを挙げた。
[編集] 入団当初の評価
大学時代は欠点も多いながら147km/hの球速を叩き出す速球派投手として鳴らしていた。社会人では一変し、打ちづらい実戦的な投手となったが、球速はガタ落ちし、135km/hが精一杯の「のらりくらり」と抑える投球だった。それにも関わらず、ドラフト4巡目で指名されて入団したことから、まだ1試合にも投げないうちから一部のファンの間で「何で4巡でこんな選手を獲得したんだ」という不満が噴出した。しかし、シーズンに入る前には投手に対する辛口評価で知られる小山正明から太鼓判を押され、実戦的な部分はそのままに、球速は大学時代まで戻し、そんなファンの声を吹き飛ばすような大活躍を見せた。2005年の優勝が決定した頃には、橋本に対する不満の声をあげるファンは当然いなくなった。
[編集] 通算成績(2006年シーズン終了時)
- 53試合 3勝2敗1セーブ 投球回数68回 防御率2.65 奪三振67
[編集] 関連項目
阪神タイガース - 2007 |
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