森ほさち
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森ほさち(もり‐、1974年8月16日 -)は大阪府堺市出身の女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役。
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[編集] 来歴・人物
1999年までの芸名は“千ほさち(せん‐)”、千手菩薩にちなみ命名。
1994年、宝塚歌劇団の初舞台を踏む。当初は月組に配属され、成績優秀、美貌も兼ね備えた新進娘役スターとして注目される。新人公演、バウホール公演でヒロインを務めた。
1996年、花組に組替え。真矢みきの相手役として、娘役トップに抜擢される。
元来突っ走りやすい性格ゆえか、その娘役像が”宝塚の娘役として相応しいものか”とファンの間で賛否両論を巻き起こしたこともあった。
現在は芸名を現名称に改名、女優として舞台を中心に活躍している。
[編集] 宝塚時代の舞台
(新人公演初ヒロイン ローズマリー役:本役は麻乃佳世)
- '95 『ミー・アンド・マイガール』
(新人公演第一幕ヒロイン サリー・スミス役:本役 同上)
- '96 バウホール公演『訪問者』 おせん/パトリシア
(二役、おせんは第一幕ヒロイン。主演は真琴つばさ)
- '96 『CAN-CAN/マンハッタン不夜城』 クロディーヌ役
(新人公演ヒロイン ピスタッシュ役:本役は風花舞)
- '96 『チェーザレ・ボルジア/プレスティージュ』 サンチャ役
- '96 ドラマシティ公演『Ryoma』 ヒロイン お竜(おりょう)役
(坂本龍馬役を演じたトップスターの真矢みきと初めてコンビを組む。プレお披露目公演)
- '97 『失われた楽園/サザンクロス・レビュー』
リア・モンテス役(花組トップ娘役として正式にお披露目)
- '97 地方公演『風と共に去りぬ』 スカーレットII役
- '97 バウホール公演『ブルー・スワン』 ヒロイン サンドラ役
- '97 『ザッツ・レビュー』 ヒロイン お仙役 (パレードではエトワールも務める)
- '97 『アデュー・東京宝塚劇場-宝塚 我が心のふるさと-(Part1)』 (イベント)
- '98 バウホール公演 『ヴェロニック』 ヒロイン ヴェロニック役 (初のタイトルロール。主演は愛華みれ)
- '98 『SPEAKEASY/スナイパー』 ヒロイン ポーリー役
在団時はパレスホテルのウェディングイメージガールを務める。
[編集] 退団後の舞台
- '99 シアターコクーン『かもめ』 ニーナ役 (アントン・チェーホフ原作)
- '01 シアタートラム他『あいだの島』 主演
(マレーシアとの共同制作公演。現地でも同じキャストで上演された)
- '03 北区つかこうへい劇団 赤羽会館 『ストリッパー物語』 美智子役
- '03 青山円形劇場『奥様お手をどうぞ』 主演
(日本で初めて車椅子ダンスを踊った、実在の元バレエダンサーの役を熱演)
- '03 北区つかこうへい劇団
『熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン・愛の重量挙げ編』 ヒロイン 水野朋子/山口アイコ(二役)
- '03 シアタートラム他 『現代能楽集I AOI』 葵役
- '04 北区つかこうへい劇団 『平壌から来た女刑事』
- '04 宝塚歌劇90周年記念 TCAスペシャルOGバージョン『TAKARAZUKAゴールデンメモリーズ』
- '04 ル・テアトル銀座『ナイル殺人事件』 資産家令嬢ケイ役 (アガサ・クリスティ原作)
- '05 新宿SPACE 107 『GAKUYA』 主演 小野いずみ役
- '06 新国立劇場中ホール 『ANGEL GATE ~春の予感~』天使の見習いチカ役
- '06 銀座・博品館劇場 他 『花嫁付添い人の秘密』 ナオミ・バートレット役
[編集] 映画
- '03 PFF作品『IKKA:一和』
- '03 『恋文日和』 杉原万里子役(便せん日和)
[編集] テレビ
[編集] 外部リンク
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劇団統括団体:阪急電鉄 |