日乗 (了性房)
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日乗(にちじょう、? - 文保2年3月28日(1318年4月19日))は、鎌倉時代後期の法華宗(日蓮宗、日蓮正宗)の僧。日興の弟子、本六の一人。奥州登米郡新田の出身。了性房・大学日乗とも号す。鎌倉常在寺開基。
- 了性房日乗、大石寺塔中蓮仙坊〔了性坊〕を創す。
- 1301年(正安3年)10月13日、日興、本尊を書写し、了性房日乗及び新田頼綱日善〔日目兄〕に授与。
- 1305年(嘉元3年)10月2日、日興、書を了性房日乗に与う。
- 1307年(徳治2年)6月12日、日頂、書を鎌倉の了性房日乗に報じ日興に代りて法難を激励す。
- 1313年(正和2年)、了性房日乗、相模鎌倉に常在寺を創す。
- 1318年(文保2年)3月28日、大石寺塔中蓮仙坊〔了性坊〕開基、了性坊日乗、小泉に寂。
[編集] 本六
- 寂日房日華 - 下条妙蓮寺開基、上条大石寺塔中寂日坊開基
- 蓮蔵房日目 - 上条大石寺第2代
- 下野房日秀 - 上条大石寺塔中理境坊開基
- 少輔房日禅 - 上条大石寺塔中南之坊開基
- 上蓮房日仙 - 讃岐本門寺開基
- 了性房日乗 - 鎌倉常在寺開基、上条大石寺塔中蓮仙坊〔了性坊〕開基