徳治
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徳治(とくじ)は、日本の元号の一つ。嘉元の後、延慶の前。1306年から1307年までの期間を指す。この時代の天皇は後二条天皇、花園天皇。鎌倉幕府将軍は久明親王、執権は北条師時。
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[編集] 改元
[編集] 出典
『左伝』の「能敬必有徳徳以治民」と『後魏書』の「明王以徳治天下」から。
[編集] 徳治期におきた出来事
埼玉県高坂の子供動物自然公園の横に徳治2年の年紀の板碑がある。板碑とは死者の追善供養に使われた石でできた卒塔婆で埼玉県では多々見受ける。伝承によると丁度その時期に「徳治橋」という橋が造られ、性病が蔓延したらしく、そのからみで今でも年に一度祭礼が行われているようだ。おそらく性病の蔓延と橋の造成がかぶって死者の追善供養を行ったのではないかと思う。
[編集] 西暦との対照表
徳治 | 元年 | 2年 | 3年 |
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西暦 | 1306年 | 1307年 | 1308年 |
干支 | 丙午 | 丁未 | 戊申 |