扶桑社
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扶桑社(ふそうしゃ)とは、東京都港区海岸1-15-1に本社を置く、フジサンケイグループ傘下の出版社である。
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[編集] 沿革
- フジテレビジョンの出版事業として、株式会社リビングマガジンを創立。
- 1984年 株式会社扶桑社に商号変更。
- 1987年 株式会社サンケイ出版と合併。
- 2000年 スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』(門田美鈴訳)を出版。360万部のヒットとなる。
- 2001年 新しい歴史教科書をつくる会が編集した歴史・公民教科書を出版。
- 2005年 上記の歴史・公民教科書の改訂版(2006年度使用開始分)を出版。
[編集] 発行雑誌
[編集] 扶桑社発行・発売
- SPA!
- 別冊エッセ
- LUCi
- 新しい住まいの設計
- Straight,
- 栗原はるみ haru_mi
- en-taxi
- 皇室 Our Imperial Family
[編集] 扶桑社発売
[編集] その他
[編集] 教科書
2001年、同社発行による新しい歴史教科書をつくる会編集の中学校向け歴史教科書の検定合格が物議を醸した。愛媛県立学校等で実際に採択された。
2005年の中国における反日デモの一因に同教科書が上げられている他、白表紙本(教科書検定受審用のサンプル)が出回り、“バラ撒き”として独占禁止法違反であるとして公正取引委員会に申告されている。
結果的に、同年の歴史教科書採択でも、杉並区における採択はあったものの、少数に止まった。
なお、同じく「つくる会」が編集する中学校公民教科書も発行している。
教科書会社番号は215。
[編集] その他
かつては『もう誰も愛さない』『たけし・逸見の平成教育委員会』『笑っていいとも!』、『オールナイトニッポン』など、フジテレビやニッポン放送の人気番組の単行本化を売り物にしていたが、 最近は『あいのり』の本が学習研究社、『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』の本が講談社から発売されており、「独占」はできなくなってきている。 ただし撤退したわけではなく、2005年に入って『脳内エステ IQサプリ』の単行本を発売し、ヒットしている。またこのほかにもネプリーグや平成教育予備校の本も発売されている。 そしてリリー・フランキーが、母親との半生を綴った『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』は、2005年6月28日に発売以来、200万部を越す大ベストセラーとなった。もともとは、en-taxiに連載されていた。
[編集] 関連の出版社
- フジテレビ出版
- ニッポン放送プロジェクト
- 産経新聞出版(旧:産経新聞ニュースサービス)
[編集] 外部リンク
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