宗廟 (李氏朝鮮の王家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宗廟 (大韓民国) |
|
---|---|
画像募集中| | |
(英名) | Jongmyo Shrine |
(仏名) | Sanctuaire de Jongmyo |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(iv) |
登録年 | 1995年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
宗廟(そうびょう、ジョンミョ、종묘、Jongmyo)は韓国ソウル特別市に所在する李氏朝鮮の祖先祭祀場。1995年12月ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。李朝歴代の王と王妃などを祭る。
目次 |
[編集] 建築
- 正殿 善政のあった王を祭る
- 永寧殿 悪政を行った王を祭る
- 功臣堂 李氏朝鮮の功臣83人を祭る
- 斉室 沐浴して祭儀の準備をする場所
- 典祀庁 祭器、祭具を保管する倉庫
- 楽工庁 祭祀で音楽を奏する楽師の待機場
[編集] 沿革
李成桂の漢陽(ソウル)遷都の年である1394年12月に着工し、翌1395年9月に完成した。しかし、1592年日本軍のソウル占領によって破壊され、1608年に再建された。現在も全州李氏宗家によって祭祀が営まれている。また韓国の史跡125号にも指定されている。
また、毎年5月に全州李氏一族が集まる宗廟祭礼祭が行われる。この儀式は、世界無形文化遺産にも登録されている。
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。