学校制度
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学制(がくせい)と略されることもある。なお、明治時代の教育法令に「学制」という名称のものがあるが、これについては、別記事、学制を参照のこと。
[編集] 日本の学校制度
現在の日本の学校制度は、次のようになっている。なおこの表では、本科のみを記している。
教育段階 | 学校種 | 教育内容 | 修業年限 | 学齢・年齢 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
(教育非該当) | 保育所 | (保育) | ~6年 | 0歳以上~6歳 | 厚生労働省所管。 非文部科学省所管。 |
就学前教育 | 幼稚園 | (保育) 心身発達助長 |
1~3年 | 3歳以上~6歳 | |
盲学校 聾学校 養護学校 (幼稚部) |
(保育) 心身発達助長 特殊教育 〔特別支援教育〕 |
1~3年 | 3歳以上~6歳 | ||
初等教育 | 小学校 | 初等普通教育 | 6年 | 6~12歳 | |
盲学校 聾学校 養護学校 (小学部) |
初等普通教育 特殊教育 |
6年 | 6~12歳 | ||
前期中等教育 | 中学校 (通常課程) |
中等普通教育 | 3年 | 12~15歳 | |
中学校 (夜間学級・ 通信教育) |
中等普通教育 | 3年 | 実質15歳以上 | ||
盲学校 聾学校 養護学校 (中学部) |
中等普通教育 特殊教育 |
3年 | 12~15歳 | ||
中等教育 | 中等教育学校 | 中等普通教育 高等普通教育 専門教育 |
6年 (前期課程 3年:後期課程 3年) |
12~18歳 | 同一学校型の中高一貫教育。 後期課程においては定時制・通信制課程あり。 |
後期中等教育 | 高等学校 | 高等普通教育 専門教育 |
3年 大学へ飛び入学による早期卒業では2年 |
15~17、18歳 | 普通、単に「高等学校(高校)」といえば全日制課程の高等学校を意味する場合がほとんど。 定時制・通信制課程あり。全日制・定時制は課程修了後、専攻科に進学する選択あり(1年以上)。 |
盲学校 聾学校 養護学校 (高等部) |
高等普通教育 専門教育 特殊教育 |
3年 | 15~18歳 | 高等部のみの高等養護学校あり。 | |
専修学校 (高等課程) |
普通教育 専門教育 |
1~3年 | 15~16、17、18歳 | 学校教育法に定めがあるが、第1条「学校」非該当。高等専修学校と称するのが可能。 課程修了後、専攻科に進学する選択あり(1年以上)。 |
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後期中等教育・高等教育 | 高等専門学校 | 普通教育 一般教育 専門教育 |
5年 | 15~20歳 | 課程修了後、専攻科に進学する選択あり(1年以上)。 |
高等教育 | 大学 (学部) |
一般教育 専門教育 |
4~6年 早期卒業では3年 |
18~21、22、24歳 飛び入学では17~20、21、23歳 |
通信制課程あり(4年、18~22歳)。 4年制課程修了後、専攻科に進学する選択あり(1年以上)。 |
大学 (大学院) |
主に専門教育 | 2~5年 | 22~24、27歳 飛び入学と早期卒業併用では20~22、25歳 |
大学院は大学におかれる。 専門職大学院を含む。 |
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短期大学 | 一般教育 専門教育 |
2~3年 | 18~20、21歳 | 通信制課程あり(2年、18~20歳)。 課程修了後、専攻科に進学する選択あり(1年以上)。 |
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専修学校 (専門課程) |
一般教育 専門教育 |
1~4年 | 18~19、20、21、22歳 | 学校教育法に定めがあるが、第1条「学校」非該当。 専門学校と称するのが可能。 |
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高等教育程度 | 大学校 | 主に職業教育 | 1~6年程が多い | 18歳以上 | 学校教育法に定めがない。 非文部科学省所管。 |
短期大学校 | 主に職業教育 | 1~3年程が多い | 18歳以上 | 学校教育法に定めがない。 非文部科学省所管。 |
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教育段階に 依存なし |
専修学校 (一般課程) |
様々 | 7年 | 15~22歳 | 学校教育法に定めがあるが、第1条「学校」非該当。 |
各種学校 | 様々 | 7年 | 15~22歳 | 学校教育法に定めがあるが、第1条「学校」非該当。 | |
無認可校 | 様々 | 法令に基づいていない。 |